【感想・ネタバレ】謎が解けると怖いある学校の話のレビュー

あらすじ

戦慄の【闇】体験!
「怖い場所」超短編小説シリーズがスタート!
ベストセラー『意味が分かると怖い話』シリーズ著者、
藤白 圭が書き下ろす、新感覚ホラーミステリー連続「超」短編小説!
私立「宇良和色乃学園」の入学式。
臼井幸代は、期待と不安に胸をふくらませて、校門の前で立ち止まり、大きく息を吐いた。
見上げれば満開の桜。心躍らせて校門をくぐり、希望いっぱいで入学式を迎えた。
順調に友達もでき、充実した高校生活を送るはずだったが、
学内では奇妙な現象と、幸代を巻き込んだ忌まわしい事件が次々と起きていく…。
舞台となる宇良和色乃学園には、2つの「呪い」が存在する。
1つ、この高校が、廃寺と墓場を埋め立てた場所に建てられた学校である呪い。
125年前、妻を失った当時の和尚が引き起こした失火によって寺が消失。
和尚は村人を巻き添えにして焼死。以降、周辺では怪奇現象が起こっているのだという。
2つ、25年前のいじめ事件により、女子生徒が1名焼死した事件の呪い。
この2つの「呪い」が、幸代と、その周辺の生徒たちに次々に降りかかり、
順調だった幸代の学校生活の歯車が少しずつ狂い始めていく……。

本書は、『意味が分かると怖い話』のベストセラーで知られるホラー作家・藤白圭氏による
オリジナル書き下ろし連続ストーリー。1話260文字の戦慄の超短編小説を、全75話収録。
見開き1話ごとに、「謎」が仕掛けられ、読者はそのヒントとともに物語を読み進めていく新感覚ホラーミステリー。
読み進めるたびに明らかになる、宇良和色乃学園の2つの悲惨な事件と、新たに仕掛けられた謎の数々。
ぜひ本書の不気味な闇体験を味わってみてください。

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Posted by ブクログ

とある学校に入学した所から始まる短編集。

学校生活の中で起こる怖い話だと思って読み始めたが、全く違う読書体験でした。
短編の読み始めは、学校生活で起こる『普通の話』かと思ったが、実はその中に『闇』な部分が隠されていました。

まずは普通に短編を読み、短編に隠された謎読み、その後にまた短編を読むと不気味さが増しました。
『闇』を理解して短編を読み直すとで、新たな発見や不気味な部分が出てきてゾクゾクした。

最初は、なにも怖いことなんてないじゃん。って思うけど、読み方・言葉の意味を違う視点で考えると、怖い文章になる。
それが、日本語の面白さな気がします

そして、読んでいくうちに『学校の闇』が増えてきて一体この学校はなんなのだろうか…

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2024年07月23日

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