【感想・ネタバレ】ほんとうの名前は教えないのレビュー

あらすじ

生きるために、他人になりすまして“仕事”をしてきた“わたし”。今回はボスから、エヴィという女の経歴を使い、ルイジアナ州の小さな町に住む男ライアンの裏稼業について調べろと指令を受けた。偶然を装ってライアンと出逢い、同棲にこぎつけ、順調に調査をつづけていたある日、状況が一変。パーティで紹介された女性が、自分そっくりの外見で、自分の本名を名乗り、自分自身が経験した出来事を語ってきたのだ。“わたし”になりすましている彼女は何者なのか? 目的は? 〈ニューヨーク・タイムズ〉ベストセラー第1位の大型サスペンス!/解説=若林踏

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アメリカの作家、アシュリィ・エルストンの本邦初紹介作品。YA向け小説で有名らしく、今作で初めて大人向け作品を執筆したとのこと。

ある女性が、何かの目的を持ってファイナンシャル・プランナーの男性に近づく。今まで偽名を使い様々なミッションをこなしていた彼女だったが、今回ばかりは男性に惹かれてしまい。。

事前情報なしに読み始めた方が良い作品。先の読めない展開で、止めどころがなかなかない良作。
読みやすくあることもポイントだが、何より、間に挟まれる過去の出来事が、非常に良いタイミングで現在に影響を与えてくる。今作はスリラーだったが、ぜひミステリを描いてもらいたい。

唯一の欠点というか、他の方も書いていたが、助っ人キャラがあまりにもチート。都合の良い展開になりがちなので、気になる人は気になるかも。。。

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2024年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミスタースミスの命令に従うだけではなく、自分の信念のもとに彼を裏切る計画を立てていたルッカを尊敬した。ただ、もう一段階どんでん返しがあったらなおよかった。

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2025年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の安易な予想はことごとく外れ、主人公にハラハラさせられる。主人公の過去がちょくちょく書かれていた事が最後に大きく関わってきて、おぉっこうなるのかと唸らされた。

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2024年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

裏カバーに書いてある紹介文から、斜めにすっ飛んだ物語が展開されるので、あらら、どうなるかと思ったが、凝った展開もあり、なかなか面白かった。サスペンススリラーとも書いてあるけど、スリラーって何(笑)。ヤングアダルト作家ががんばって初めて大人向け作品を書いたそうで、キャラ設定はYAそのもので甘辛ロマンスのくせに、展開はやたらリアル。なんやかんやで求心力あるスピード感ある展開で、ベストセラーになった理由もよくわかる。細かいことを求めるのは場違いだと思う。読んだ後の読後感は結構良かった。

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内に何か秘めている題名に惹かれて手に取った本。主人公は誰かになりすますという特殊な仕事をしている状況だけど、仮面を付けてなんとか社会に対応しているように感じてる私自身に通じるようで共感。
そういう中でほんとうの自分を大切にしようとする主人公の必死さが爽やかだった。

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
アメリカ ルイジアナ州が舞台。
エヴィ・ポーターは恋人であるマイケルと付き合い始めて4ヶ月。
同居することになり幸せいっぱいの恋人同士にみえるが、実はエヴィは本名ではなくその経歴も嘘だらけ。
エヴィ=ルッカの正体はミスタースミスをボスとする組織からマイケルの裏稼業を探るために送り込まれたスパイだった。
そんな中マイケルの友人が自分にそっくり、名前もエヴィの本名、経歴もエヴィ自身の過去を語る恋人を連れてきた。
彼女の正体は?マイケルの本性は?そしてミスタースミスとは??

・感想
先の展開が気になって一気読み。面白かった!

語り手であるエヴィも信用ならない語り手だし、そもそもミスタースミスが怪しいし、マイケルだってもちろん怪しい。
超絶有能なデヴォン以外信用できない。
どいつもこいつも本音を言わず怪しいやつらばかりだな、と疑心暗鬼で読み進めた。
中盤からはマイケルがスミスなのかと予想しながら読んでたから見事に騙された!
マイケルはただ単に犯罪に手を染めてる人だったw

ルッカの過去パートと現在パートが展開されていて、過去パートのサスペンス感と現在パートのスミスから追われてるヒリヒリ感が良かった。
ルッカの語らない部分にヤキモキしたし、上手に情報を隠して読者の疑いをあっちこっちに誘導してくれる良い作品だった。

それにしてもルッカもすごく有能だけどデヴォン凄すぎでチートキャラだった。
デヴォンいなかったらルッカは絶対ミスタースミスに負けてたはず。

ミスタースミスは正体もだけど実態?も思ったより小物感あって少し拍子抜けした部分はある。
もっと闇の一大組織の大ボスかと思いきやなんだか結構小間使いみたいな感じだったのかな。

ラストでマイケルとは別れて、その別れ際のセリフがタイトルなのかと思ってたんだけど、YA小説出身の作者らしく何だかんだいい感じにまとまって大団円でスッキリ終わって良かった

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2024年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読もうかなって思ったらあらすじは見ずに読んだ方がいいと思う。
ほとんどネタバレされて美味しいとこ残り少なかったのが残念

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2024年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クライムノベルはまず主人公に共感できなくて苦手、なんだけど、これは割とすらすら読めた。ヤングアダルトなので文章が平易?なのもあるかもしれない。

最初から癖の強いレイチェルがもっと出てくるかと思ったけどそんなこともなく、デヴォンがなかなか良いお兄さんで好印象だったりもした。ライアンとのロマンス描写が多くて、でも仕事のためとドライに割り切るのかと思いきや、全然割り切らなくてしっかりほだされてて、まあこの辺もヤングアダルトですから、人間の絆を粗末にしてはいけないんでしょうね、という大人の読み方をしました。
タイトルの「ほんとうの名前は教えない」は結局『ルッカ・マリノ』のことなのかな?信用出来ない語り手系だと思って色々読み飛ばしてしまった。

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ルッカ・マリノは窃盗の現場を押さえられ、それを見逃す代わりにミスター・スミスなる謎の男の下で働くようリクルートされた。そこでは他人になりすまし、ターゲットに接近して重要な情報を盗むミッションが与えられる。目的を達成すると再び名前を変え、また新たなターゲットに近付いていく。次にルッカがエヴィ・ポーターとして接近したのは、盗品の売買などの裏稼業に手を染める魅力的な青年ライアンだった。ライアンのボーイフレンドとなり彼の動静を監視していたエヴィだったが、とあるパーティでかつての自分であるルッカ・マリノを名乗る女と出会う。ルッカは自分自身なので、これはミスター・スミスによって自分に差し向けられた諜報員だとエヴィはすぐに気付いたものの、その目的がわからない。
物語は、窮地に陥る現在のエヴィ・ポーターと、彼女が様々な名前を騙ってきた過去とが交互に展開されていく。その形を取ることで、現在のエヴィに差し迫った危機の背景が少しずつ見えてくる。
ミスター・スミスとの対決の中で、自分自身との訣別を決めたエヴィに痺れる。
スパイ映画を見終わった後のような読後感。

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2024年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずいぶんこってりしているお話し。
あるところで物語の調子が切り替わり
デヴォンがスーパーマン過ぎて、都合がよすぎるのでなんだか白けてしまいました。

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2024年11月02日

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