【感想・ネタバレ】夜、すべての血は黒いのレビュー

あらすじ

ブッカー国際賞受賞!友よ、おまえの魂はどうすれば救われるのか?親友の凄惨な死に立ち会ったセネガル歩兵。やがて彼は夜ごと敵兵に復讐する“英雄”となるが……。第一次大戦の極限状況に迫る、戦争文学の新たな傑作

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Posted by ブクログ

アルファの視点で語られるので言及されてないけど、どう見てもアルファは頭がおかしくなってる。病院に入れられてるし。
戦争で人間性を失ってしまった人の語りという点では大岡昇平の「野火」とよく似ている。
独特の文体の中に異文化が見えてとても良い。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

狂気に染まることが美徳とされる戦場で、周囲からも畏怖されるほど人間味を失った行為を繰り返す主人公は、果たして死神なのか、狂人なのか、殉教者なのか、あるいは……。

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

第一次大戦の白兵戦の最中、腹を切り裂かれ苦しみに耐えかねる友人から「殺してくれ」と懇願される…余りに恐ろしい場面を経験した兵士の問わず語り。
決して百年前のことではない。今もウクライナなどで続く戦争で同じ場面が起こっているのでは、と思う。戦争指導者にこの本を読ませるべきだ。

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2024年09月16日

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