【感想・ネタバレ】マッキンゼー 世界を操る権力の正体のレビュー

あらすじ

企業や政府に助言を与える国際的なコンサルティング会社、マッキンゼー。輝かしいパブリックイメージに隠された裏の顔をジャーナリストである著者らが暴く。レイオフの推奨、安全性の不整備、労災の隠蔽……過剰な利益の追求が労働環境を悪化させていた――。

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Posted by ブクログ

マッキンゼー、や非常に良く聞くコンサル会社ではあるが、その実態は全く知らなかった。
それこそ、影の政府とはマッキンゼーだったのかと思うほどである。
多くの非常に優秀で、理想を追い求める若者が、この組織に組み込まれて、もっと不正な業務をやめさせるべきなのに、なぜそれが出来ないのか、とても不思議だ。
界の非常に多くの、非常に深刻な問題について、問題を悪化させ続けるコンサル会社、存在自体が悪そのもののように思えてくる。実に恐ろしい。

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2025年01月16日

Posted by ブクログ

マッキンゼーの顧客第一 顧客の利益と自社の利益をどう生み出すかというスタンスが結果的に社会 政治問題に繋がっている。

鎮痛剤 保険 エンロンなどを事例に揚げてマッキンゼーがしてきたことを丁寧に取材している。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

「人類の歴史の方向性を決定している秘密結社など存在しない。しかし、マッキンゼー・アンド・カンパニーは実在する。」
クライアントファーストのもとに、化石燃料の企業の利益を最大化させたり、中毒性の高い医薬品の普及を手助けしたり、独裁政権のサポートをしたり、、、

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

丸善にて平積みされていて興味持ち、読んでみた。

本文だけで380ページ程。文字も詰まっていて馴染みのない業界の話もあるので、読むのはちょっと大変だった。が、様々な資料にあたり、匿名も含めた多数のインタビューを通して、どんな仕事をしているかがイマイチ分かりにくいマッキンゼーの一端を知ることはできたという意味で、貴重な一冊。かつて読んだ本でマッキンゼーのやり方に違和感を感じた著者の言葉があったが、これを読むとより解像度は上がる。

いくら崇高な主張をしていても、クライアントと自分達の利益のためなら、企業だけでなく規制する政府とも仕事をする。一歩違えばマッチポンプとも言えるようなやり方は、倫理的に疑問符を持たざるを得ない(少なくともこの本で出た、冒頭含む15の案件は)。この辺は以前読んだゴールドマンサックスとも重なるように感じた。元マッキンゼーは、(どんな仕事してるかにもよるが)注意した方が良さそう。

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2024年08月19日

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