あらすじ
大学新入生の蒼太郎は、同級生の麻莉奈に惹かれ、興味がないのに非公認サークル「オカルト研究会」に入会。しぶしぶ活動をはじめるが、メンバーは変人ばかりで定例会は怖い話のオンパレード。退屈な講義に眠気をこらえ、居酒屋のバイトで四苦八苦。メンバーの影響でオカルトへの興味が湧く一方、最恐の事故物件を訪れてから怪異が頻発、麻莉奈が謎の失踪を遂げ――。息苦しい日常を解き放つ青春ホラーミステリー。文庫オリジナル。
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Posted by ブクログ
オカルト研究会の大学生たちが怪奇現象に挑む。
冥國大学オカルト研究会に入部してしまった蒼太郎だったが、かわいい同級生の麻莉奈と大学デビューを夢見るも、怪奇現象が起きる空き家にいってから、部員の部屋の怪奇現象、麻莉奈の失踪など、霊障を疑うような事件が発生。
部員たちは科学とオカルトの両面から難局に立ち向かう。
ホラーを書く作者なのに、中身はサイエンスティックであり、アカデミックであり、ミステリーでもある。
新しい切り口で面白かった。
Posted by ブクログ
久しぶりに『侠飯』を読んだら、ほかの福澤さんも読みたくなりました。だけどこの表紙に騙された。夜中に読むと怖いじゃあないか(泣)。
大学のオカルト研究会のメンバーが事故物件を訪れたら、そのタイミングで怪奇現象に見舞われるメンバーが出てきます。並行して調査をおこなうオカ研の面々。
たいして怖くなかろうとナメていたら、インターホン鳴る→開ける→誰もいないのに水でびたびた。って怖すぎるやろ。意を決して最後まで読めば、やっぱり怖いのは人ということでホッ。でも誰ですか、着物の人。
個人的には不気味すぎる女刑事がツボ。これも続編ありますか。