あらすじ
”海老天”そっくりな謎の生物、極寒の地で絶滅したはずの”亡霊”、水族館の奥で15年間ひっそりと飼育されていた”怪物”────。
日本一のイソギンチャク新種発見数を誇る若き分類学者が、これまで邂逅・命名したイソギンチャクとのエピソードと、激動の来し方をしゃべり倒す!
「我、まさに、「イソギンチャク道」を究(きわ)めんとす。その〝生きざま〟を手に取ってご覧いただきたい。本書を読み終えたとき、皆さまも、イソギンチャク道の入り口に立っていること請け合いだ!」(「プロローグ」より)
自慢、毒舌、ボケ・ツッコミ、何でもあり! 東大落研(おちけん)仕込みのべらんめえ新種発見伝、いざ、開幕!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
イソギンチャクの分類学の研究で若くして数々の成果を上げている著者が、自らの研究の歩みを面白おかしく語っている。
著者の自己顕示欲丸出しの破天荒なキャラクターがいっそ清々しく感じ、研究への熱量もびんびん伝わってきた。これまでいろいろ若手研究者が著者の類書はどれも面白く読んできたが、その中でも出色の面白さだった。
Posted by ブクログ
面白おかしく書いているけれど、この著者は間違いなくすごく頭が良いし努力家。クセの強そうなキャラで、文体も独特。私はこのノリは嫌いではない。研究対象への愛と情熱に溢れていて好感が持てる。規格外の若手研究者の今後の活躍にも期待したい。