【感想・ネタバレ】コイモドリ 時をかける文学恋愛譚のレビュー

あらすじ

海街・葉山で旅館を営む晴渡家の三兄妹には〝悩み〞があった。それはタイムリープ能力をもつ長男・時生が女性にすぐ恋をしてしまうこと。ある日、東京から訪れた女性客にひとめ惚れした時生は過去へ飛び、彼女の悩みを解決して気に入られようとするのだが……? 『こころ』など日本文学の傑作が謎
を解く鍵となる! 新感覚の恋愛物語開幕!

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Posted by ブクログ

女性に惚れると、時を遡ることができる「コイモドリ」という能力を所有している主人公。惚れてしまう女性はみんな悩みを抱えており、主人公は能力を駆使して、悩みを解決し、女性との恋を実らせるために奔走する。
といったあらすじ。


4話の短編で構成されており、全て著名な作家の作品が短編のタイトルとなっています。(「こころ」や「檸檬」など)
そして、タイトルとなっている作品が物語のキーとなっています。

明治、昭和の文学作品は、何となく難しいイメージがあり、手に取りにくいのですが、そんな作品を読んでみたくなる気持ちにさせてくれました。

主人公と主人公を取り巻く主要キャラが魅力的。作品自体も笑ってしまったり、感動したり、熱い気持ちにさせてくれたり、様々な感情をもたらせてくれました。

なんとなく続編が出そうな雰囲気。
気長に待とうと思います。

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2024年09月30日

Posted by ブクログ

連作短編集4編
恋をするとコイモドリというタイムリープ能力を発揮できる時生.「海猫」という旅館に泊まる女性客に恋をしては振られながら作家を目指して執筆する毎日.女性の現在の不幸を過去に戻って変えるという物語を文学作品(「こころ」「春琴抄」「蜜柑」「檸檬」)に絡めてうまく処理している.

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2024年09月15日

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