【感想・ネタバレ】聴覚脳―耳を変えれば人生が変わるのレビュー

あらすじ

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「いまひとつヤル気が出ない」、「自分の言うことが相手に理解されない」、「消極的な性格だ」――こんな悩みを解決するカギが、実はあなたの「耳」にあったのだ!
耳は脳の出先機関として、神経活動に必要な電気刺激の約90%を補給しているといわれている。しかし、わたしたちの聴覚はさまざまな社会的要因によって、成長過程でかなりのゆがみを生じていることがわかった。そのゆがみがストレスや能力不足、学習障害、免疫低下、老化現象などの原因となっていることが少なくない。
本書では、耳という感覚器官の重要性をはじめ、聴覚からトラウマを探る方法やそのゆがみを矯正しバランスをとる方法を紹介する。
「聴覚」のゆがみを治せば、こころが変わる。そして人生までもが変わるのである。ベストセラー『快癒力』の著者がおくる、あなたの耳の常識をくつがえす気づきの一冊。

著者について
篠原佳年…ベストセラー『快癒力』の著者
医学博士・わいわいクリニック理事長
NPO聴覚カウンセラー協会代表

岡山大学医学部大学院卒業、同学部第三内科を経て医療法人しのはら医院を開設。
2002年より小児科を増設し「医療法人わいわいクリニック」と改称。
膠原病、主に慢性関節リウマチを専門とし、現在では全国からやってくる
アトピー性 皮膚炎の患者の治療にもあたっている。
従来の対処療法的な医療ではなく、細胞レベルから不足した栄養素を補って
治癒力を高める新しい医療を行っている。また、NPO聴覚カウンセラー協会を設立、
聴覚アドバイザーや聴覚カウンセラーなど専門資格制度を創設する。

主な著書:『快癒力』『治癒力創造』『絶対成功力』
『モーツァルト療法』『絶対モーツァルト法』
『幸福力』『聴覚セラピー』『生死同源』など

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Posted by ブクログ

著者の篠原氏にとって、意識をかえたら病気は治るという結論に至ったものの、どうすれば意識を変えることができるのかと思っていたときに辿り着いた方法が、聴覚を整えることで意識が変えられるという結論だったらしい。聴覚で意識が変えられるというのは初耳で面白い試みだと思った。人は視覚には見える見えないに過敏になれるが、聴覚の聞こえているかどうかは難聴でないかぎり無頓着であるというのはそうかもしれないと思った。また、人によって過去のトラウマにより無意識的に音を聞かないように中耳の骨が選別しているというのは、はじめて聞く説でそうなのかと思った。あと、個人的には、最後のラスト章の、ストレスの発生源は他人だけではない、自分自身でもある。自分自身が嫌だと思うのを一番近くで聞いているのは自分自身だからというのは、目から鱗だった。あと、自分とは「今、ここ」のことであるというのは、やはり私の興味をひく考え方だ。過去は過ぎ去り、未来は今な来ぬものではなく、過去の経験は今のなかでいき、未来の豊かな現実も今のなかで実現しつつある。

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2013年04月21日

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