あらすじ
帝都の華族・巴家当主の妾の子として生まれてきた咲良は義母に疎まれ、ふたりの義姉には虐げられ、下女以下の生活を強いられていた。ある日、人気のない庭園で幼いころに母から
教わった唄を歌っていると「――貴女の名を教えてくれないか」と左眼の淡い桜色の瞳が美しい龍の軍神・小鳥遊千桜に声をかけられる。千桜は咲良にかけられた“ある呪い”を龍神の力で見抜くと同時に「もう俯く必要はない。俺のもとに来い」と突然婚約を申し込み――!?余命わずかな少女が龍神さまと永遠の愛を誓うまでの物語。
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Posted by ブクログ
華族の当主と妾の間に生まれた咲良は
義母(正妻)と腹違いの姉に疎まれ虐げられてて
母と共に屋根裏部屋にひ追いやられるし
その母も自分で首を吊って亡くなった。
母がいなくなれば咲良への当たりも酷くなって
食事は3日に1度冷やご飯と湯を注したものだけって
普通に考えたら虐待だし
成長期の子には可哀想過ぎる環境。
そんな時に
咲良を陥れる為に姉に連れて行かれた
ダンスパーティーの最中に
人気のない庭で凄いお方に出会った。
そのお方は
龍の目を宿らせる軍神・千桜で
虐げられてた子が誰もが羨む方に見初められるって
王道の展開だと思うけど
誰もが憧れる王道な展開が良いよね。
そして
咲良は唄で鬼の呪いを解く力を持っていて
守られる弱い子だと思ってたら
実は凄い力を持ってたって展開も王道だけど良い。
千桜(ちはる)と咲良(さくら)って
絶対に桜の運命で繋がってたよね。