【感想・ネタバレ】ウンラート教授 あるいは一暴君の末路のレビュー

あらすじ

ハインリヒ・マンの名を世界に知らしめた小説.「ウンラート(汚物)教授」とあだ名される教師は,生徒を追いかけ入った酒場で美しい歌姫の虜となる.転落していく主人公を通して帝国社会を諧謔的に描いた本書は,マレーネ・ディートリヒ出演の映画『嘆きの天使』原作であり,ファシズムを予見した作ともされる.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

矮小と崇高が入り混じる凄まじい話だった
ウンラートは街の命運を握る(ある意味で神話的な)人物のようになってからも生徒を迫害しようとする教師でしかなかったのか
ローザの人物像も興味深い 彼女は人間憎悪を持っていたわけでもないだろうになぜ共犯になったのか
ウンラートへの仲間意識と反抗心

ギリシャ・ラテンvs.(当時の)現代小説のくだりが興味深かった
ウンラートが古典教師である点も重要な意味があるのか

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2024年06月09日

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