あらすじ
お父さんとお母さんが喧嘩した日、友達が遊びにきてちょっと見栄を張った時、自分に自信がもてなくなって辛くなった時、いつも隣にはおばあちゃんがいた。背中を撫でてくれるおばあちゃんの手はあたたかくて、ざらついた私のこころをいつも元気にしてくれた。SNSで話題となった、かな子とおばあちゃんの想いがあふれるエッセイ、待望の書籍化!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大人になってもおばあちゃんはいつまでもおばあちゃん。本当にそうですね。
自分自身おばあちゃん子ではなかったけど、祖母はこんな気持ちでいたのかもしれないと思うようになりました。そして自分の子どもに対する父母の気持ちがとてもよくわかってきた。孫は特別だし、孫にとっても祖父母は特別じゃないかな。楽しみになってきた(予定はまだない)。
Posted by ブクログ
おばあちゃんがとても温かくて優しい。
かな子とおばあちゃんの想いが溢れている。
両親が喧嘩してると、そっと外へ連れ出し1日1回のゲームを大好きなキャラが当たるまでさせてくれたおばあちゃん。
おつかいを頼まれ、寄り道して遅くなったら汗だくで必死に探し回ってくれてたおばあちゃん。
大きくなってもこっそりお小遣いをくれたおばあちゃん、それはティッシュで包まれていた千円札。
お風呂のなかで湯船に浸かりながらこっそりみかんを食べていたら、「お行儀悪いよぉ」って言いながら「おばあちゃんにも一粒」と言っていっしょに食べたこと。
祖母の友人が亡くなったとき、知らせを聞いた夜いっしょにお風呂に入っていると「この年になるとみんないなくなるねぇ」とぽろぽろ涙を流していたこと。
祖母に何も言えなくて顔を見れなくて、マッサージ塩で背中をさりさりと擦ってあげたこと。
たくさんの思いが詰まっていた。
愛情も詰まっていた。
こんなにも覚えてるのはとても良い関係だったからだろうと思う。
大人になってからも祖母からの手紙をずっと挟んでいるのはおばあちゃんにとっては嬉しいことだろう。