あらすじ
イノベーションに天才はいらない。
必要なのは、ビジネスの常識、固定観念、前例にとらわれた
「直感」を研ぎ澄まし、アップデートすることである――。
アイデアを自由に募る → ×
早めに権限委譲する → ×
競合の多い市場は避ける → ×
スタートアップや大企業の新規事業においてイノベーションを成功させるプロセスには、
数々の落とし穴がある。
「リサーチしたら他社で類似アイデアが見つかったので、この案は不採用」「プロトタイプの精度は重要だから何度でも調整しよう」「マイクロマネジメントは現場の士気を下げるから早めに権限移譲を」――これらは一見、正しいように見えて実は新規事業開発にブレーキをかけることにつながる行動だ。とりわけ、重要な意思決定とは思わずに無意識で行ったことが、罠への誘導であることも少なくない。
無意識の意思決定とは直感(習慣や経験による行動)と言い換えることもできる。
本書では、アイデアからPSF、ビジネスモデル開発、PMF、出口戦略、サポート部隊まで、
実際のスタートアップ・プロセスに沿って「直感の罠」を徹底解剖、イノベーションという、
超難問への実践的な取り組み方を紹介する。
クレイトン・クリステンセンのInnosight社パートナーが放つ
スタートアップ/新規事業開発の超実践的解説書。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
直感に逆らうこと。直感を超えた力を超直感力と呼び、直感に潜む罠を回避するための行動や思考を紹介する本とのこと。
スタートアップ、起業に関するtips的な意味合いでも大変参考になる。
メモ
・直感の罠
一般的な問題解決策のあてはめ
希望的観測
多数決をとる
短期視点
計画過多
・製品が存在する前から製品を買おうとする理由が存在する
・自由なアイデア募集をしない。制約は有効
アイデアは思いつかない アイデアは課題と課題解決のセット。
⭐︎出すべきはアイデアそのものより、問題、技術。考えるのでなく、決め、試し、探すこと
タイミングが命
プロダクトアウト、マーケットインにこだわらない
b2bこそ初期仮説重要
・新規事業に積極的に取り組むきっかけ
実現可能性 やれそう感
取り組みがい 成功したら大きく報われる
使命感・自律感 天職感
・psf インタビュー
ラポールを築き、話しやすい雰囲気をつくる
目的を伝え協力をお願いする
想定している課題が存在しているか尋ねる
課題の背景、影響、対策、アイデアの可能性、本来的な願望をきく
・アイデアは話しても盗まれない
・顧客の状況に合っていかpsf確認観点
お金、時間、能力、アクセス
・売価は顧客獲得コストとの見合いから
・オープンイノベーションのマナー
ビジョンとゴールのすり合わせは徹底
リスクヘッジではなく、スピード重視で
双方の事業価値の総和の最大化を判断基準に
困った時はoiモデル契約書にヒントあり
・pmfまでは人に任せきりにしない。
売ることよりも売ることを通じたpmfのための学習を主眼に置く。売上の先、顧客のジョブ解決、口コミしてもらうことを目標にする
・社内新規事業の出口
既存事業の新商品
新組織設立
新会社設立
・多くの社内起業家に不足しているのは自己決定権
・新規事業の支援は大きく次の四つ
活動支援
リソース提供
ノウハウ、助言
応援励まし