【感想・ネタバレ】北の名門・北海が掲げる 勝負至上主義のレビュー

あらすじ

負けて学び、
勝っても謙虚に。

全国最多、
夏の甲子園40回出場を誇る北海。
北海道の厳しい冬と単調な練習を、
「我慢強さ」と「根性」で乗り越えて
「勝利への執念」を育んでいき、
「勝負史上主義」で目指す、
悲願の日本一!

著者は、以下のように述べています。

本書では、私が北海で27年間どのような指導を選手たちに行い、チーム作りをしてきたのかを明らかにしていきたい。「勝利至上主義」ではなく「勝負至上主義」による指導、2016年夏の甲子園準優勝の軌跡、その後の2018~2019年にU-18侍ジャパンのコーチをした際の思い出、さらには新基準のバットとなった今後の高校野球がどうなっていくか、北海としてどう対応していくかなども記していくつもりである――本文より

■目次
第1章 北海道の高校野球と北海の歩み~なぜ私たちは、夏に強いのか?~
香田誉士史監督が作り上げた駒大苫小牧の野球とは?/大阪桐蔭の強さとは?ほか

第2章 野球との出会いから北海の監督になるまで~U-18侍ジャパンのコーチで学んだこと~
社会人4年目に人生の転機が訪れる~27歳の若さで北海の監督に就任~/U-18侍ジャパンのコーチになって、間近に見たすばらしい選手たち ほか

第3章 不易流行によるチーム作り~臨機応変と「勝負至上主義」が根幹にある私の指導論~
北海の選手たちがガッツポーズをしないのはなぜか?/「我慢強さ」「根性」「勝利への執念」が「勝負至上主義」につながる ほか

第4章 北海の野球と練習法~私たちは長い冬をいかに過ごし、心身を鍛えているのか~
冬独自の異種スポーツ練習/「コンパクトにフルスイング」でミート力の向上を目指す~野球は肘先でやるスポーツ~ ほか

第5章 悲願の日本一を目指して~これからの北海、これからの高校野球~
サイン盗みは絶対にしない/「勝負至上主義」で生きていく~自分のためにがんばる、チームのためにがんばる~ ほか

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Posted by ブクログ

高校野球において北海道の名門校の指導者である著者が取り組んできた内容を中心とした自伝的な書籍。
本書は勝利至上主義ではなく勝つことは重要ではあるが、負けからも学びがあり次に繋げることが重要と説き、勝負至上主義として取り組んできたことなどを中心にした内容。
2024年より低反発バッドの使用のルール改定なったが、過去韓国において同様の改定があった際、しばらく大会で波乱があった事例を紹介し、投高低打になることを予見、自チームに取っては前向きに捉え、準備をしっかりするといった所見があった。
終わりにパートで、必ず地方大会は優勝して甲子園に出たいと記述があるが、この書籍の発売日に大波乱として地方予選敗退があった。
2024年大会は全国的に波乱が多い様相だが、そこからも学びがあるとの趣旨の内容の著にとっては、良かったのではないか。

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2024年07月21日

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