あらすじ
身体が弱く、長くは生きられないと言われてきた男爵令嬢のエメリア。社交界にも出られず、結婚の望みも薄い。なんの役にもたたないのに、治療費だけは人一倍かかって仕方ない――。義理の姉からは疎まれ肩身の狭い日々を送っていた。
そんな中、資産家として有名な伯爵家の当主・ルシエンがエメリアを妻に迎えたいと申し出る――が、彼にとって必要なのは「妻という存在」だけだと言う。エメリアは愛のない結婚を悲しむも、お飾りの妻として贅沢を望まず暮らし始める。そんな控えめなところを好ましく思いながらも、ルシエンはエメリアが自分に関わらないよう策を講じるが、それが彼女の優しい真心に触れることになって……?
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ヒーローは愛がなくバラバラな両親や他の貴族の振る舞いを幼い頃から見続けたために人と家族を持つことを嫌い、病弱なヒロインをお飾り妻に据えます。そんなヒーローがヒロインに心を開いていく過程がページ数が少ないためちょっと説得力がない感じですが、楽しく読めました。