【感想・ネタバレ】夜の挽歌~鮎川哲也短編クロニクル1969~1976~のレビュー

あらすじ

『黒いトランク』や『りら荘事件』等の名作長編を遺した推理界の巨匠には「三番館」シリーズをはじめとした本格短編も数多い。本書は光文社文庫未収録のレアな作品を年代順にコレクション。テレビ局の敏腕プロデューサーをめぐる女優同士の恋のトラブルが悲劇を呼ぶ倒叙物の表題作のほか、アリバイ崩しや密室物などヴァラエティにとんだ15編を収めた傑作集!

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Posted by ブクログ

犯人はわかっている。その動機も。という筋の話がほとんどでした。
時代を感じながらなんとなくそんなに必死に殺人計画なんかする?という理由が多かった。
それだけ犯人が愚かだということでしょうか?

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

 いわゆる、レア・トラックス集。レアな作品というのは、ファンにはたまらないのだろうけれど、初読なりそんなに作者に馴染みのない読者にとっては、うーん、微妙、な作品であることも多いわけで、本書に収められた短編十五編も、まあ、なんとか読み通せたけれども、通勤電車の中で一編ずつ読んだから読み通せたんであって、面白かったかといえば、はっきり言って全く面白くはなかった。パズル雑誌読んでる感覚といえばいいのかな。登場人物の人格とかはどうでもよくて、謎解きに焦点があたってる感じ。そんな作品が並ぶ中で、『ドン・ホァンの死』(pp239-290)をそれなりに楽しんで読めたのは、私が千葉県在住なせいで、1970年代前半の金谷行きのフェリーやら養老渓谷やらを楽しく想像できたからです。

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2024年11月22日

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