あらすじ
ダヴィデ、システィーナ礼拝堂天井画、「最後の審判」などで知られるルネサンスの巨匠ミケランジェロ。彫刻や絵画のみならず、建築、素描、詩篇にいたる超人的な芸術活動の核心には何があるのか。八九年に及ぶ波瀾の生涯をたどりつつ、代表的な作品を精緻に読み解き、そこに秘められたメッセージを解明していく。レオナルドの対極に位置する「混沌(カオス)」を生きる芸術家として再発見し、ミケランジェロ像を刷新する。
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Posted by ブクログ
近代批判を近代の言葉で表す愚かさ。あとがきの言葉が印象的だった。ミケランジェロから学ぶことは多い。素朴だが力強い芸術観に触れることができて幸せだ。画集よりミケランジェロの芸術の本質に触れた一書だった。「カオスケープ」
Posted by ブクログ
ミケランジェロの生涯や作品の解説に加えて、ミケランジェロ論もたっぷり。
著者さんの主張に馴染めないところもありつつ、それも含めて読み応えがあったあ。
なにより、システィーナ礼拝堂天井画と『最後の審判』の解説がすごく充実していて助かる!
誰が、どんな場面が描かれているのか、かなりのページを割いて詳細に解説してくれる。ここだけでも本を読んだ甲斐があったなあ。
天井画で神が尻出してるとか、初めて気づいたよ。
この本の主なテーマとして据えられてる「カオスケープ」っていう言葉にはあまりしっくりこなかった。言わんとすることは分かるけれども。
ミケランジェロの詩が印象に残ったな。日本語で詩集出してほしい...。