あらすじ
大インフレ時代、投資初心者必読 知らなかったでは済まされない! 驚くほど危険な将来とは?
【著書累計100万部】【YouTube登録者数59万人】の著者が資産を防衛するために最低限必要な知識を伝授!
■第1章 投資に必須な経済学をコンパクトに伝授
■第2章 経済の行方を地政学で読み解く
■第3章 プロを打ち負かす最強の投資術
■第4章 相場観を持てばノイズに騙されない
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
投資の本というより、政治や地政学の話が多め。
世界を大局的に捉え、賢く立ち回ることで資産を築く方法を説く良書。
何より説得力あるのが、上念さん自身が経済学の知見をフル活用しちゃんと儲けてること。
経済学に精通してるはずの経済評論家が、自身の経済状況は逼迫してる笑えない人も少なくないですからね。。。
ちなみに、肝心の投資法は、「個別株を買うな」「インデックスをドルコスト平均法で積み立てろ」と、かなりオーソドックス。
珍しい主張としては、「S&P500やオルカンは為替リスクがあるから推奨しない」というあたりでしょうか。
Posted by ブクログ
構成としては1,2章は経済学、3,4章は投資術。
以下、個人的に参考になった要点を抜粋。
【1,2章…経済学】
・日本企業の内部留保は不況時の備え。積極投資タイプの企業はデフレ期に壊滅し、現在の大企業はデフレ期を生き残った貯蓄タイプの企業の為、日本企業は内部留保が多い傾向。
・オーバーシュート型コミットメント…金融政策において、目標のインフレ率に達してもすぐには金利を引き締めず、一定期間は物価推移を観察してから、金利を引き締める手法。
【長所】物価の瞬間風速に惑わされない。(原油高などの一時的かつ瞬間的なインフレに反応して金利を上げてデフレ化、といった事態を防ぐ)
【短所】インフレ退治の対応が遅れスタグフレーションになり易い短所。(事例として、バイデン米国エルドアントルコ)
【3,4章…投資術】
・インデックス投資(分散型)でリスク分散。
・KKD投資は趣味。資産の1%に抑える。
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)…時価総額最大の投資信託、約2200銘柄。
・ドルコスト平均法…株式の価格変動リスクを時間で平準化する投資法。
【具体例】毎月10日に10万円ずつ、といった決まりで投資額を規定する。
・毎月の投資額は手取りの2割が基準。