あらすじ
王子妃を決める選考会で、女官のアナベルが担当することになったのは、言動がヤバいと評判の男爵令嬢キャロル。「スパダリランス様キタコレー!! 転生して良かったぁぁ!!」謎の言語の数々に、冷静沈着な万能女官アナベルもさすがに引き気味。近衛騎士ランスに支えられて二人の距離は縮まるが……。選考会の裏で進行する陰謀からアナベルを守ろうとする筋肉騎士団、腹黒王子ルイスの思惑も入り乱れて選考会は大波乱!?
※こちらの作品は通常版とサイン版がございます。本編の内容は同一ですので重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
ダブルヒロイン
メイン主人公(ヒロイン)は万能女官アナベルさん。
基本的には無表情クールな見た目と冷淡な物言いですが、
実はふとした瞬間に微笑んだり、子供好きだったり世話焼きな面もあり、
もう1人のヒロインでありお世話対象のキャロルちゃんの謎言語(自分達からしたらオタク言葉)をメモして意味や解釈を記した【キャロル語録】を作ってしまう程のバカ真面目。
そんなアナベルさんなので、孤児院へ行く時に護衛してくれる第1騎士団の皆さんや本来の主である王妃様(兼アナベルさんの第2の母)からもとても愛されている真の愛されキャラで正にヒロインなのです!
その溢れる魅力で本作のメインヒーローであるランスロットさん(クールなスパダリ系)からも、もう1人のヒロインであるキャロルちゃんからも愛される主人公さんなのでした。
中盤辺りからアナベルさんの脳内キャロルちゃんが騒がしいです(笑)
と言うか第1騎士団の皆様が発行した【天使と書いてベルたんと読むの会】の会報がただの某掲示板な件について。
もう1人の主人公(ヒロイン)が問題児扱いだったキャロルちゃん。
最初こそよくある【乙女ゲームのヒロインに転生したんだから愛されてなんぼでしょ系お花畑ヒロイン】でした。
と、すればアナベルさんを逆恨みして多分破滅するんだろうな、と思いきや…?
キャロルちゃんからしたらアナベルさんは【堅物お助けキャラ】、最初はアナベルさんに対しての態度が悪く、貴族令嬢として問題ありな言動が表に出ていましたが、逆に相手はお助けキャラだという認識もあるからこそ思いの外アナベルさんの説得や提案を素直に聞いて、後に正気に戻った後はアナベルさんが前世の姉に性格や声が似てるというのもあって信頼し、中盤辺りからは(比較的)マトモな令嬢へと開花します。
そもそも、正気に戻った本来のキャロルちゃん(に転生した子)は努力を惜しまないタイプだったので。
結果的にサブヒーロー(乙女ゲーではメインヒーロー)であるルイス様(腹黒系ヒーロー)に目をつけられて囲われていくのでした………(最終的に本人も満更でもない、になりますし。)
なのでこの物語、主人公のアナベルさんともう1人の主人公であるキャロルちゃんのダブルヒロインな作品となっております。
メインはあくまでベルたんことアナベルさんですが、この2人のそれぞれの恋模様を楽しめる欲張りセットとなっておりました!!
ベルたんもキャロルちゃんもサイコー