あらすじ
P&Gでマーケティングを学び、その後DeNAで100人規模のマーケティング組織を率い、独立後は100社以上の売上成長を支援してきた実務家が、「最強ブランド」のつくり方を指南!
鍵となるのは、「UAV(ユニーク・アトラクティブ・バリュー、顧客に選ばれ続ける価値)」という新キーワード。本書では、「自社の強み」と、「顧客インサイトの理解」を掛け合わせることで、他社に模倣されにくい価値をつくりあげるフレームワークを解説していきます。
企業が陥りがちな「マーケティングの誤解」からの脱却が本書のテーマです。UAVフレームワークに沿って、自社の商品やサービスがなぜ顧客から支持されているのかを探る中で、「自社の強み」は必ず見つかります。もしかしたら、それは自社にとって「当たり前のこと」すぎて気付けていないことかもしれません。「あなたが知らない あなたの会社『だけ』の強み」は、あなたの顧客が教えてくれます。
UAVマーケティングを提唱するのは、本書の著者でもある彌野泰弘氏。これまで100社以上の支援企業のうち、戦略を正確に実行した企業の約8割が目に見える効果を上げ、さらにその約半数が、売り上げや新規顧客の獲得などにおいて、過去最高の結果を残しています。また支援前後で平均2~3倍、中には対競合で5~10倍ほどの投資対効果を生み出した企業もあるなど、実践の中で高い成果を挙げています。このようなマーケティング成果を生み出すエッセンスを詰め込んだのが本書であり、 BtoC(企業対消費者)、BtoB(企業間)、大企業、スタートアップ、グローバル企業など、あらゆる企業で実践できます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
UAVというコンセプトが気になって読んだが、マーケティング初心者向けの本。確かに理想的なマーケティングを語っていて良いリマインドにはなったが、実際にこれを実行する際のブロッカー(予算や人員、などなど)を考慮していない気がする。自社の宣伝のような本だった。
メモ:
無効認知(ブランド名や商品名を知っているが、購入意欲の喚起がされない認知)と有効認知(その商品やサービスを購入する動機を喚起させる情報とセットになった認知の事)
ブランド戦略の策定とは、顧客から選ばれ続ける理由を明確に定義する作業。その要素が適切に顧客に伝わったか。伝わった顧客に関しては、購入意欲を高められたか。実際に購入は発生したのか。商品やサービスの利用後に、事前期待を変える体験を与えられたのかといった観点から、定量的に評価できる。
マクロWho/What : マスマーケティングで使うメッセージ
マイクロWho/What: よりセグメント化されたメッセージ