あらすじ
アメリカ、イラク、北朝鮮、韓国、そして中国。激しく揺れ動く世界情勢下で、日本が生き残ることはできるのか? 「靖国問題に終止符を打つには」「遊就館展示修正の真意」「台湾海峡危機は来るのか」「政権維持の秘訣とは」「日米同盟のあり方」「核武装は必要か」――すべての答えは明白である。中国に譲歩はせず、日米同盟を維持せよと著者はいう。国家と国民の安全と繁栄を守るために、いま日本に求められる外交とは――国際情勢分析における第一人者の知的品位に満ちた論が冴える。 日本の核武装論は、日米同盟によって日本の国家と国民の安全と繁栄を守っているという、現に成功している政策の枠内で考えねばならない。(中略)北朝鮮、イランのように米国と対立的な核武装もあるが、それは日本が選択すべき道でないことは明らかである。(「核戦略論序説――まえがきに代えて」より)
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
アメリカ、イラク、北朝鮮、韓国、そして中国。
激しく揺れ動く世界情勢下で、日本が生き残ることはできるのか?
「靖国問題に終止符を打つには」「遊就館展示修正の真意」「台湾海峡危機は来るのか」「政権維持の秘訣とは」「日米同盟のあり方」「核武装は必要か」―すべての答えは明白である。
中国に譲歩はせず、日米同盟を維持せよと著者はいう。
国家と国民の安全と繁栄を守るために、いま日本に求められる外交とは―国際情勢分析における第一人者の知的品位に満ちた論が冴える。
[ 目次 ]
第1章 対中関係の打開と和解(政治と経済の接点とは 台湾危機後の軍拡中国 ほか)
第2章 靖国問題の解決と終結(中国の自制が望ましい 問題幕引きの好機とは ほか)
第3章 太平洋戦争を検証する(東京裁判の虚偽性 ある日本人の英断)
第4章 小泉政治を回顧する(国にとっての好機 「自民圧勝」を読む ほか)
第5章 毅然たる日本外交へ(イラク―今後はさらに踏み込む措置を 韓国―「自己主張」で竹島外交は失策 ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
現在は国際関係も短期間で目まぐるしく変わることがあるので、これも比較的新刊にも関わらずちょっぴり前までの日中関係、国内の政治を含みます。いくつか興味深い視点もありました。総体的には面白かったです。
Posted by ブクログ
外交官を長年務めた著者がさまざまな媒体に寄稿した文章をまとめてある。
主に東アジア外交について著者なりの終始一貫した考察が繰り広げられている。