あらすじ
楽器の数だけ、人生がある――。
田舎町にたたずむ小さな中古楽器店「RETUNE」。
ギター、ベース、ドラム、キーボード……ここでは日々、さまざまな楽器が売り買いされる。
父親の死をきっかけに思いがけず店を継ぐことになった小暮つる(22)は、楽器を売りにくる持ち主の事情や、その過去に触れることとなり……!?
音楽を諦めた人、音楽を見失った人、音楽によって傷ついた人――。
そんな人々が、つるの持つ「不思議な力」によって導かれ、救われ、新たな一歩を踏み出す、再生の物語。
感情タグBEST3
匿名
3
中古楽器店を営んでいた父が亡くなり大学のために進学していた東京から戻ってきた小暮つるは父のあとを継いで楽器店の店長になった。
とはいえ楽器に関する知識などはなく従業員の高藤のサポートがあってなんとか営んでいけるようになったものの大学の卒業式があるために一旦東京に戻ることにした。
それと同時期によく楽器店にやってくる瑠奈という大人びようと背伸びしている女の子がお小遣いをためて中古のギターを購入した。
彼女の両親はあまり仲がよくなく瑠奈はうまく両親を利用してお金をせびってギターの購入代金に充てていたらしい。
そうやって得たお金で同級生の女の子たちにたこ焼きをおごったりしていたがギターを買ったことでお金がなくなってしまった。
そこで彼女はなにかを思いついたが…。