あらすじ
警視庁で発足した「確定死刑囚捜査班」の任務は、死刑が確定した事件の再捜査。集められたのは、定年間近の刑事・小津、唯一志願した大手企業の令嬢・碓氷、ネットで副業していた元サイバー犯罪捜査課の西、先輩を病院送りにした元SATの狂犬こと横田、暴力団幹部と恋人関係にあったと噂される柏木の5人。シリーズ累計40万部突破『博多豚骨ラーメンズ』の著者が描く、曲者たちが奮闘する警察小説。
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Posted by ブクログ
集められた問題児ばかりの新しい部署、確定死刑囚捜査班。
わかりやすい導入に読みやすい文章、上手いこと繋がる各ストーリー、キャラクターも特徴あって5人共すっと頭に入ってきた。
事件の終わりとはいつを指すのか。
犯人が捕まったときか、判決がでたときか、それとも…
読者への問いかけもあり、完璧な一冊だなと思った。
事件の真相自体は読め易いけど、この部署が作られた意味だとか、キャラクターの内面に迫る描写がよかった。刑務官からの手紙は考えさせられるものがあった。
ただセリフが主人公退官間近のおじさんなのに若いし(現実のおじさんもこんなもんなのかもだけど)、ドラマのノベライズ版を読んでるようないま一歩物足りなさも感じた…