【感想・ネタバレ】現代誘惑論 遠藤周作初期エッセイのレビュー

あらすじ

単行本未収録の幻のエッセイの中から、表題作他、恋愛論を中心に貴重な美しい作品の数々を収録。真の愛の姿を追求した、若き日の鮮やかな筆致が蘇る!

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Posted by ブクログ

遠藤周作先生の初期のエッセイ。
冒頭はこの本が書かれた当時の
プレイ・ボーイとはどういう者か、
それとドン・ファンそしてカサノバの違いについて。
どれも、女性を誘惑する者であるが、
遠藤先生はどれも情熱はあるかもしれないが
愛を知らなかったと。

私も結婚して10年以上たつので
多くの人と同様に倦怠である。
既に情熱はない。

しかし、遠藤先生の言葉を借りるなら
《二人が忍耐して、倦怠期や病気や失業や子供の入学、子供の卒業、その他もろもろの日常と人生の悲しみと悦びとを一緒にしながら(どこの他人が君とこれほど君の人生を共にしてくれるかね)二人の連帯を努力して続けていこうとするのが「愛」というのだ。》

ならば、わが夫婦生活も愛をはぐくんでいる
最中に他ならない。どんなドン・ファンにも
負けぬ愛の世界を知ったものとして
夫婦生活を貫くべきなのだろう、
私の人生はやはり素晴らしいのである、というために。

後半の”病床交友記”では、先日読んだ庄野潤三氏
が見舞いに訪れた際のことが書かれていた。
作風と変わらず、穏やかな人物を思わせた。
さすがの遠藤先生、お見舞いに来られる
作家先生方が豪華で驚いた。

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2024年05月17日

Posted by ブクログ

若い頃の作品
才能溢れる友人との交流
母親がヴァイオリニストで止める母親に
逆らってレッスンに挑むが三ヶ月で挫折
結果的に小説家になった 笑える
愛についてのエッセイだが
ドンファンとプレイボーイについて
面白かった
ヨーロッパはジゴロという言葉もある
でも筋金入りのいい男はいないな
日本の文化には似合わないのかな

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2023年12月29日

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