あらすじ
グローバル化がますます深化拡大するなか、世界の政治は外国人排斥や反グローバリズム、そして時には戦争という、しばしば「ナショナリズム」と結び付けられる現象に彩られている。このような動きに対して「保守化」「右傾化」といった表現がされることがあるが、それは適切なのか?経済、環境、ジェンダーをはじめナショナリズムをめぐる政治イデオロギー間の関係性をときほぐすことで、現代社会の複雑な政治意識を明らかにする。
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Posted by ブクログ
ナショナリズムは決して、保守に限った話ではなくLGBTなどのリベラルや平等を目指す主張の際にも使用されることを知った。そのためナショナリズムを用いて、各々の政党が掲げる色に変化させることができるらしい。
またハンガリーとポーランドの民主主義におけるマイノリティの排除に対して、ナショナリズムが切り崩す構図はとても興味深かった。民主主義といえば国民の意見をダイレクトに反映するといったイメージがあったが。だが、実は意を唱える少数派の人間を弾圧する政党の存在を知り、それはやはり好ましくないと思った。そのため、ブレーキの役割を担うナショナリズムにより、2010年代に民主主義が後退したのもよく分かる気がした。
そして現代では政治を考える際に、経済よりもさらに社会文化的な側面を重視する傾向を知った。これに対して、確かに政党比較をする際に自身が理想とするライフスタイルをを重視して考えていることを改めて気づいた。
最後に、我々日本人が抱く左派と右派のイメージは決して、世界では決して通用するわけではないことがわかった!!