【感想・ネタバレ】毎日世界が生きづらいのレビュー

あらすじ


できないことを、数えないで。

どうやって生きていいのか分からない。
自分を責め続ける、小説家志望の私。
夢を抱いた仕事に躓く、会社員の夫。
そして、インコのピピ。

心理サスペンス『誰かが見ている』でメフィスト賞を受賞した著者が挑む新境地。
小さな家族の幸せをめぐる物語。

――美景はうまいことやったよなー。
旦那に稼ぎがあるから、なんの心配もないだろ?
パートでお小遣い稼いでたらいいんだし。(略)
傍から見れば、なんの悩みもなく、苦労もなく、ぼんやりと生きているように映るのだろう。(略)
うまくいかない自分を責める妻の気持ちを、想像することもできないのだろう。――本文より

美景と雄大は結婚して十年。
ある日、妻の書斎に入った夫は何か様子が違っていることに気づく。
ままならない毎日をどのように生きてきたかを語り出す二人。
小説家になる夢を叶えたかった美景。
夢を抱いた仕事に躓く雄大。
二人をつなぐインコのピピ。
メフィスト賞作家の新境地となる、小さな家族の幸せを探す物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私も毎日生きづらくて、わかるよ…と思いながら読みすすめていた。
あと、私はコザクラインコを飼ってるので、鳥さんが亡くなるところは読めなくて、なかなか読み進めれなかったよ。。。

0
2025年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いてくれるだけでいい。
夫婦ってそんなものかもしれない。
なのに、お互いの事を思ってあれこれ考える。
それも夫婦だからかな…。

0
2025年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 表紙のセキセイインコに惹かれて手に取った一冊。一見ほのぼのとした内容かと思うが、その実かなり「生きづらさ」にフォーカスを当てた作品だと思う。
 夫・妻に対する理解の難しさや、第三者から家庭に向けられる一言、周りはできるのにどうして自分はできないのか、鬱・発達障害等。
 誰にでもある生きづらさを優しく描いた作品。

0
2024年08月16日

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