あらすじ
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独身は麻薬(シングルイズドラッグ)!? 結婚したい女性が知らず知らずのうちにやってしまう「プロポーズされない理由」を、独身チキンレース爆走中の“未婚のプロ”ジェーン・スーが徹底解説。女性はもちろん、複雑な女心を知りたい男性も必読の人間洞察エンターテイメント。「負け犬の遠吠え」現象から10年。女性の人生に新たな選択肢を与えた“逆”結婚指南書!
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Posted by ブクログ
また古い11年前のスーさんの本を読んでしまった
これは結婚前に読んでいたら、結婚しなかったかもしれない。未婚で働いて稼いで自由な20代30代を過ごしたかった!!!と逆に思わされてしまう恐ろしい本だ
人生無いものねだりかも?
73あなたは法律家だ。に出てきた男の「風呂場の水滴をすべて拭き取る」法律、言われたなあ
私が書いたのかと思った
この世の中に同じネタを持っている女が他にもいると知れて感慨深い
共感しか無い本
Posted by ブクログ
◾️record memo
40にもなって、私たち独身女は毎日を比較的楽しく、幸せに過ごしています。どこかでまだ「結婚しないとマズいかなぁ〜」と思いながら、自分の手で自分の生活を切り開いていく楽しさを、日々これでもかと満喫しています。10年前の予想に反し、その楽しさは年々増していくといっても過言ではないでしょう。そうではない人もいるかもしれませんが、私とその周りの独身女たちは、幸運にもみな人生を謳歌しています。誰かひとりでも未婚の罪で処刑されたりしていれば、私たちも心を入れ替えたかもしれないのですが……。
いつしか流行りだした「女性からプロポーズする」という風潮ですが、ある程度の社会的地位があり、自分で自分の船を漕げる腕力を持つ女の投げる球は、あまりにも速い。そして重い!当たったら痛い!!
この球が自分に向かってきた瞬間、ピッチャーだったつもりの男は、グローブを投げ捨て逃げていく。なんだかんだ言って、男の「俺から言わせて」欲は半端なく大きい。バカかと思うぐらいに。
あのときわかっていなかったのは、稼ぎ続けていくことに、相当なプレッシャーを感じる男心。できることなら家族を養いたいという思い、そして嫁になる女からは、生きる自信をつけてもらいたいと思っていること。その嫁候補がさらにプレッシャーをかけたら、そりゃプロポーズされませんわな。無念!
ただ、男の好みと異なるプレゼントは、「あなたならもっと素敵になれるはず!」という女のおせっかいな意図に反し「今のままじゃ、おまえはダメだ」というメッセージとして受け取られるシステムらしいのです。
しかし、悲しいかな、20代後半以降の血気盛んな腕力の強い女、仕事もできて遊びも知っていて、下手したら語学もちょっとできて、話題のレストランでいいものも食べているような馬力と稼ぎのある女は、男から見たら無敵艦隊です。
自分の城(=ライフスタイル、人生そのもの)が理想からは程遠いので、男のしっかりした城に移り住みたい----。20代後半では、そんなことを思っていました。自分に不足している部分を、他人に埋めてもらいたかった。そりゃー無茶な話だったと、今ならわかります。だって、なんで完璧な男が、不完全な女の人生を背負わなくてはいけないのか。「完璧なんて言ってない!普通の男でいい!」という悲鳴が聞こえてきますが、女が俗に言う「普通の人」というのも、かなり完璧に近い状態の男を指していますから、お忘れなく。
男の稼ぎなんて気にしない自分、なんて自立しているの!と胸を張り、彼の目の前でガンガン欲しいものをレジに持っていく。それだけは、ダメだよ。
人の好みに無理に合わせれば、どうしたってそれに対する見返りを求めてしまうからです。男に合わせている間に、「当然受け取れるはずだ」と踏むようになったその「見返り」は、我慢と引き換えに約束されたものではないのです。「私がここまでしたんだから、なにかしてくれるんでしょ?」と言う気持ちは、言葉にしなくとも体のいろいろな部分からにじみ出て、ジトーッとした重いオーラとなって相手に絡みつきます。いつもはホントに鈍感な男でも、なぜかジトーッとした女が醸す空気みたいなものだけはしっかり感じ取る。
そして、無言の圧力に耐え切れなくなった男のとまどいが放つ渾身の一撃が、「ていうか、俺、頼んだっけ?」のひとことです。
一日連絡が取れないとしても、ヤツの一日はヤツの一日。マメに連絡を取りたがるのは女のサガですが、相手はなにか理由があって連絡してこなかったはずです。仕事が忙しく、なにかのトラブルに対してひとりで考えたいから、ちょっと放っておいてほしい。そういった理由で、男の携帯電話が放置されることは、珍しくありません。
監督:私、脚本:私、主演:私、構想:私……の舞台に上がってくる助演男優はおりませんでした。
「なんでいろいろ思いどおりにならないんだろ……私ばっかり……」と被害者意識が強くなったときは、すべからく自分本位な考え方をしていることが多かった。私以外の人間は、私の映画の出演者ではない。ですから、私が主演の人生映画が、思いどおりに進まなくて当たり前なのであります。
独身女がウン千万の買い物をしている事実は男をひるませますが、これに関していえば、そのコンプレックスを女にぶつけてくるような男は、ウン千万の買い物ができるほど肝の据わった女には必要ないのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』が面白すぎたので、ジェーン・スーさんの本をもっと読んでみたくなり。
うーんまぁ『貴様いつまで~』が面白すぎましたが、
でもやはりこの方の考察&言い回しは、色々ツボでした。
以下、印象的だったところ。
・「そのまま外圧結婚しろ。君たちお似合いだ!」(p.39)
・「『友達と食事に行く』と決まったら、女は瞬時に店探しを始めます。」(p.54)
・「『女友達』には、同じことはしないはずです。」(p.57)
・「私たちのポカスカは、不覚にも相手の顎を正確にとらえて男はノックダウン。我々はヘビー級の王者、マイク・タイソンであることを決して忘れてはいけません。」(p.67)
・「ご指摘どおり、よく考えてみたら頼まれちゃいない。私たち未婚のプロは、頼まれもしないことまでやるのが大得意!」(p.79)
・「男女にかかわらず、熱心に働いていればいるほど、自分の仕事人生を他人にプロデュースされるのは嫌なものです。」(p.97)
・「女が自己都合を最優先させているか、男にわかりやすい説明をしていないかのどちらか」(p.125)
・「そこは笑いをとって、盛り上げなくてもよいのであった。」(p.136)
・「あいつら風邪ひきたいんですよ、飲みすぎて、翌日を台無しにしたいんですよ。(中略)私たちが、太るとわかってデザートを頼むのと一緒なんじゃないか」(p.158)
・「なにごとも期待が小さければ、裏切られることも少ない。」(p.200)
・「性別に関係なく、なりたいものには努力次第でなれるという教育を受け、男女格差ない社会を目指すようになった現在、30年前の『女のプライド』と、今の『女のプライド』はかなり違うものだと思います。」(p.224)
自分の女性性をうまく扱いきれないまま、あれよあれよとアラサーになって、
どこから見ても男でもなけりゃ女子でもない「大人の女性」というカテゴリに入ってしまって、
自分は、少女期から思春期を経て女性として順調に成長できなかった、劣等生・欠陥品なのだと思ってきましたが、
まぁたとえ成育失敗だったとしても、卑屈になりすぎず開き直ることもなく、
反省すべきところは反省し、明るく楽しく生きていけばいいですな。
"男は35億"いますし、蓼食う虫もいれば、ご縁があれば
、割れ鍋に綴じ蓋が見つかることもありますからね。
Posted by ブクログ
既婚者だけど未婚女子の魂は残っているので、興味津々で読んだ。やっぱりジェーン・スーは面白い。文章に力がある。ただ内容は1割ぐらいしか共感できなかった。だって作者たちって恋愛経験が豊富でステイタスが高い女性なのよ。
私の周りには恋愛経験もステイタスもほぼゼロの夢見るオバサンしか見当たらないのだわ。「この本読んで」って勧めたらヒステリックに叩き返されるのがオチ。
「私たちに彼氏ができないのには、101の理由があってだな」と言う本も出さなきゃダメだわよ。
きょうび彼氏ができただけでも勝ち組じゃね?
ほんと、だって男も女もめんどくさい生き物なのよ。賢くなきゃ負のスパイラルから抜け出せませんって。