【感想・ネタバレ】話し方の戦略――「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術のレビュー

あらすじ

【内容紹介】
☆話し方に才能はいらない。必要なのは「戦略」だ。
☆ビジネスパーソンが殺到する“話し方のジム”創業代表、初の著書!
☆「行列のできる相談所」「PIVOT」「東洋経済」「Forbes」に著者出演で話題!
☆髙島崚輔氏(芦屋市長・史上最年少市長)をはじめ、各界から激賞の声が続々!
☆発売前から話題沸騰! 海外翻訳版企画進行中

話し方の要素を分解、徹底的に体系化。
だから、“伝わり方”が全然違う。
本書では、感覚・才能で語られがちな「話し方」について、その構成要素を分解し、一つひとつを徹底解説。
①「誰に何を伝えたいか」を明確に定めるための考え方(戦略の立て方)と、
②それを実現するためのさまざまなメソッド・トレーニング法を提示します。
ビジネスにおける取引先との商談やプレゼン、上司・部下との“報連相”、会議、就職や転職の面接、結婚式の祝辞まで、「話して伝える」場面のすべてにおいて役立つ、話し方本の決定版です。

著者の千葉氏が経営する株式会社カエカは、東洋経済「すごいベンチャー100 2023年最新版」Forbes JAPAN「JAPAN START-UP OF THE YEAR 2024」に選出されるなど注目度が急上昇中。
直近では、2023年の芦屋市長選で高島崚輔氏のスピーチライターを務め、最年長首長の誕生に貢献。
本書が初の著書となります。

【著者紹介】
[著]千葉 佳織(ちば・かおり)
株式会社カエカ代表/スピーチライター
1994年生まれ、北海道札幌市出身。
15歳から日本語のスピーチ競技である「弁論」を始め、2011年から2014年までに内閣総理大臣賞椎尾弁匡記念杯全国高等学校弁論大会など3度の優勝経験を持つ。
慶應義塾大学卒業後、新卒でDeNAに入社。人事部にてスピーチライティング・トレーニング業務を立ち上げ、代表取締役のスピーチ執筆や登壇者の育成に携わる。
2019年、株式会社カエカを設立。AIによる話し方の課題分析とトレーナーによる指導を組み合わせた話し方トレーニングサービス「kaeka」の運営を行う。経営者や政治家、ビジネスパーソンを対象としてこれまで5,000名以上にトレーニングを提供している。2023年、週刊東洋経済「すごいベンチャー100」、Forbes「2024年注目の日本発スタートアップ100選」選出。本書が初の著書。

【目次抜粋】
■序章 「話し方の戦略」とは
■第1部 戦略の基本 だから「伝わる」3つの原則
■第2部 「言葉」の戦略
―第1章 言語化:伝えたいことを「ひとことで言うと」
―第2章 構成:言いたいことを印象づける 話の「順番」と「比率」
―第3章 ストーリー:自分にしかない「物語」で共感を呼ぶ
―第4章 ファクト:〝納得感〟を生む「事実」の取り扱い方
―第5章 レトリック:聞き手を味方につける〝ちょっとした〟ひとこと
■第3部 「音声・動作」の戦略
―第6章 発声:人を惹きつける「声」の磨き方
―第7章 沈黙:「沈黙」こそ最大の語り
―第8章 身体表現:信頼感を〝体現〟する「立ち方」「動き方」

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

話すこと、うまくポイントを絞って伝えることにいくばくかの苦手意識があることから、この型の事業に興味を持っている中で手に取った一冊

メモ
・話し方の戦略を立てるとは、話すときの目的を明確にし、言葉音声動作を考え抜くこと
・話し方の戦略三つの原則
 話す目的を明確にする
 対象者を分析する
 話し言葉の意識を持つ
・言葉の戦略
  言語化 コアメッセージ
  構成 バランス、一貫性
  ストーリー 共感性、五感
  ファクト 自分と社会を接続
  レトリック 会話名言の引用、場の価値を強調
・音声動作の戦略
  発声 
  沈黙
  身体表現

・高嶋市長の例わかりやすい

・話が長い状態に陥る原因は目的意識の不足

⭐︎目的を定めるとアウトプットを振り返ることに意識が向く
・中2に伝わる話し方を。前提が共有できれば深みのある内容を。そうでない場合は寄り添った解説を
・懐疑的な人へはこれからあなたに聞いてもらう価値のある話をしますと場の空気を温めるように
・話が伝わらないは話し手の責任。相手ありき
・一文を短くして理解を促す。

・質の高いコアメッセージ
  行動依頼
  価値観提供

・コアメッセージを作る型
  目的設定、対象者分析
  対象者に伝えたいことの書き出し
  一番伝えたいコアメッセを一つ選択

・コアメッセージを磨くための技法
  類語に置き換える
  マイナスワードを組み合わせる 驚きや意外性
  言葉を重ねる

・目的に関連するトピックの比率を多くする

⭐︎普段思っていることや、感情に引っ張られて話をしないように。目的の達成に貢献するための伝え方を考える。情報比率とは聞き手への配慮そのもの

・問いを有効活用するには、聞き手が考える時間を確保する

・弱みは決意と成果をセットで話す

・強みを話す時は強みだけを話すべきでなく、弱みとセットであったり、他者の貢献とのセットであったりバランスを考えること
・人を惹きつける物語は詳細な描写によって生まれる

・描写の重要要素
  時間軸、五感、感情

・事実、数字を織り交ぜて話すことで、思いややりたいことに説得力が生まれる

・社会性を組み込むということはトレンドや流行をおさえて話ができていること

・会話文は説得力を高めるとともに臨場感が増す技術

・興味がなさそうな聞き手の顔を上げさせる技術
  相手の気持ちを代弁する。
  退屈そうな心の中に話しかけるイメージ

・音声と動作の意識は自分の思う3倍やって初めて聞き手には普通に聞こえる
・強調ゆっくり
・高い音で初めて低い音で着地するがルール

・間は前に話したことを理解させるじかん

0
2025年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

戦略的に話すには、当たり前だけどそれなりの準備が必要。個人的にポイントになる点は、以下3つ
1フィラーを意識してなくす。
2話す順番を考える。
3コアメッセージを決める。できるだけ、文章を短く!!

0
2025年03月15日

「ビジネス・経済」ランキング