あらすじ
コミュニケーションがうまくいけば、人生はもっと楽しくなる!
「何を話したらいいかわからない……」
「言いたいことがうまく伝わらない」
「話が弾まない」
など、話すことに苦手意識を持っている方へ。
うまく話そうとする必要はありません。
話していて心地いい人、「この人ともっと話したい!」と相手に感じさせる人は、相手から自然と話を引き出しています。
どんな相手とも心地よくコミュニケーションするためのコツを知っているのです。
初対面の相手、家族、友人、同僚や上司・部下との会話、説明、プレゼン、営業、接客……
本書では、頑張りすぎなくても相手の心を掴める、言いたいことをうまく伝えられる会話のコツを、
さまざまな場面に合わせて紹介します。
《「はじめに」より》
もし、初対面でも、どんな人とでも会話が弾んだら?
もし、「もっとあなたと話がしたい」と切望されるようになったら?
もし、自分が提案したことがすぐに快諾されるようになったら?
あなたの人生は、どんな風に変化するのでしょうか?
もしあなたが、会話が盛り上がらない、うまく気持ちを伝えられないなど、会話への苦手意識を持っているとしたら、それはあなたが悪いのではなく、これまで会話について学ぶ機会がなかっただけです。
多くの人が「できない」と思っていることは、やり方を知らないだけなのです。
出会いは会話から始まります。
だから、話し方を変えると、人やチャンス、お金や幸せでさえも、あなたに集まってきます。
つまり、話し方を変えることは、あなたの未来を変えることなのです。
■目次
第1章 話し方の基本 編
第2章 心地よい人間関係 編
第3章 雑談 編
第4章 仕事・プレゼン 編
第5章 話す前の心得 編
第6章 人を動かす話し方 編
第7章 魅力的な話し方 編■著者略歴ファイン・メンタルカラー研究所代表米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー国家資格 キャリアコンサルタント産業カウンセラーパーソナルアナリストカラーセラピスト愛知県生まれ。10年以上デザイナーを経験。当時月130時間を超える残業のストレスで前歯が折れる。この時期に友人の死も重なり、「幸せな生き方とは何か?」を考え、本格的にキャリアカウンセリングや心理学を学ぶ。NLP心理学を中心にコーチング、カウンセリング、マインドフルネス瞑想などの手法を習得し統合。その手法を生かし、キャリアカウンセラー・講師として独立。各企業・大学・公共機関の講演の登壇数は2000回を超え、婚活から就活まで相談者数は1万人を超えている。コーチング、パーソナルカラー、カラーセラピスト、骨格診断ファッションアナリスト等のプロ養成講座の卒業生は500人を超え、個人診断においては1000人を超える。(著書)『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』『なぜかうまくいく人の気遣い 100の習慣』『なぜか感じがいい人の聞き方 100の習慣』(明日香出版社)『いつもよりラクに生きられる50の習慣』(かんき出版)
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Posted by ブクログ
1. 話す位置・ポジショニング
•話す場によって立ち位置を変えることが重要。
•正面:決意表明や真剣な話に向いている。
•隣:親密度を高めたいときに有効。
•初対面:医師のようにL字型で座ると適度な距離感を保てる。
•声量を自然に上げたい場合は、相手の後頭部や背後に「人がいる」つもりで話すとよい。
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2. 話の内容・伝え方
•話が長いと敬遠されるため、伝えたいことを一つに絞る。
•Iメッセージで伝えると、相手を責めずに気持ちを表現できる。
•Youメッセージ例:「あなた、大きな声を出さないで!」
•Iメッセージ例:「私は大きな声で話されると怖いから、もう少し静かに話してくれる?」
•「はい、でも…」構文は現状維持のサイン。できるだけ避ける。
代わりに「なるほど、ではこうしてみては?」など肯定から入る。
•否定語は脳が処理しにくい。
•「走らないで」ではなく「ゆっくり歩いてね」と肯定形で伝える。
•「なぜ?」は詰問に聞こえやすいため、質問の意図を添えると柔らかくなる。
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3. 相手理解と心理的配慮
•自尊心の三大欲求(認められたい・役に立ちたい・安心したい)を満たす意識を持つ。
•交流分析(PAC理論)で相手の自我状態を理解する。
•Parent(親):指導・世話をしたい
•Adult(大人):冷静・論理的
•Child(子ども):感情的・自由
•VAKモデル(視覚・聴覚・身体感覚)を把握して、相性や伝え方を調整する。
•プライドの高い人はアドバイスを嫌う。助言よりも提案や共感を重視する。
•失敗を「能力レベル」と「自己認識レベル」で混同しない。
例:「できなかった=自分はダメ」ではなく、「この方法ではうまくいかなかった」と考える。
(ニューロロジカルレベルの考え方)
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4. 雑談・関係づくりのテクニック
•雑談は「タッチ&クエスチョン」方式。目の前のものを話題にする。
•AREメソッドを活用する。
1.Anchor(共通話題を見つける)
2.Reveal(自分の話を少しする)
3.Encourage(相手に質問する)
例:「もうすぐ連休ですね。私は実家に帰りますが、どこか行かれますか?」
•自己開示は短く。返報性の法則を活かして、相手からも話を引き出す。
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5. 提案・プレゼンのコツ
•「Yes, but法」よりも「Yes, and法」が有効。
まず相手の意見を肯定してから提案を加える。
•プレゼン時の視線は「ワンセンテンス・ワンパーソン」が基本。
一文ごとに一人の聴衆を見て話す。
•オノマトペ(擬音語・擬態語)を使うと、会話に臨場感と温かみが生まれる。
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6. 社会的スキルの本質
•SQ(社会的知能指数、Social Intelligence Quotient)が高い人は、
人間関係を円滑にし、業績や成果も上げやすい。
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