あらすじ
マスクによるアイデンティティの喪失、日常の尊さの再発見、多様な生き方への賛歌。パンデミック前後の時代の空気を鋭敏に反映した傑作ドラマの数々の魅力を、テレビドラマ見巧者の前・早大演劇博物館館長が、70年にわたるテレビ史の流れも踏まえ熱く語る。
※電子書籍版には、権利の都合上写真は含まれていません。
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Posted by ブクログ
<目次>
第1章 2019年度上半期~平成の終わり、令和の始まり
第2章 2019年度下半期~コロナ前夜
第3章 2020年度上半期~パンデミック勃発
第4章 2020年度下半期~巣ごもりの季節
第5章 2021年度上半期~深まる分断と不安の時代
第6章 2021年度下半期~新時代の萌芽
第7章 2022年度上半期~時代は動き、ドラマも変わる
第8章 2022年度下半期~長いトンネルを抜けた先に
終章 ドラマをめぐる旅
<内容>
早稲田大学教授、元演劇博物館館長だった著者が、上記の期間、毎日新聞に連載した記事と各章の幕間にコラムを挟んで本になったもの。自分はドラマは全く見ないが、そこに見える時代性が浮かび上がったので、面白かった。ミーハーな評論ではなく、きちんとした視点と資料化された部分(脚本家、演出家を中心に主要な俳優まで載せて)も良かったのではないか?