あらすじ
笑わない令嬢として『氷の令嬢』と呼ばれていたエルランド子爵家の一人娘のヒストリカ。夜会で突如婚約破棄を告げられ、さらに親友が婚約者を奪っていたことが発覚する。ヒストリカは、令嬢としての価値がなくなったと夜会を抜け出し外に出ると、具合が悪そうにしていた男性を発見。ヒストリカは、医学の知識で男性を助け、その場を後にする。
後日、公爵家から縁談の話がヒストリカに舞い込んでくる。なんと夜会で助けた男性は、王城お抱えの天才宰相と呼ばれていたが、病気を患いそれが原因で醜悪公爵と囁かれているエリク・テルセロナだった。
エリクの婚約者となったヒストリカ。しかし肝心の旦那様は仕事に追われ常に具合の悪そうな顔をしていた。顔色の悪いエリクを見たヒストリカは、自身の知識で病状を治すことができると確信する。自分の献身的に世話を焼くヒストリカに、エリクはどんどん惹かれていくようで……?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
うん 楽しめた。
驚くほどの意外な展開もないし、そうなるんだろうな
と予想がつきそうな展開でもある。
それでも、評判に似合わず心根が優しくて真面目で
一生懸命な主人公に寄り添う話は、読んでいて気持ち
が良い。もちろん、少し強引な面もあるヒストリカを
素直に受け入れる寛容さを持ちあわせ、人を見る目が
あるエリクがいてこそだと思う。
ヒストリカの元婚約者は何やら悪巧みしてるようだけ
ど、どんなザマァになるのかな。
貴重なヒストリカの知識について言及や新たな展開が
あるのか…2巻にはもう少しの深みがあるのか?
この内容にこの値段は納得できず、すぐに2巻を購入
という気になれないのが正直なところ。
笑わない美人の笑顔は破壊力満点でしょうね。ヒロインは家庭の教育方針から感情を閉じ込めてしまいましたが、ヒーローのおかげでその蓋も外れてきました。ヒーローにも何か闇がありそうです。
うーん。ヒーローが徐々にカッコよくなっていく。
仕事中毒から解き放たれて。
ヒロインも、自分自身を肯定できるようになっていく。
まだ、序盤だけど。