【感想・ネタバレ】三度のメシより事件が好きな元新聞記者が教える 事件報道の裏側のレビュー

あらすじ

世の中は毎日、たくさんのニュースであふれています。経済、政治、国際……分野はいろいろありますが、最も身近なのが事件や事故に関連するニュースではないでしょうか。
では、「警察は認否を明らかにしていません」とは、どういう意味でしょうか?
「大規模な捜索」って何人体制のことでしょうか?
「命に別条ありません」というとき、被害者に意識はあるのでしょうか?
告訴と告発の違いは? 起訴と不起訴の差とは? ――すべてに即答できる人はそういないはずです。
本書は、こうした「ニュースの言葉」のポイントとその背景を、元新聞記者がわかりやすく説明します。

これ1冊読めば、ニュースがおもしろくてたまらなくなる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

後半になって気がついたんだけど、この本ってタイトルと、サブタイトルをつける勉強にもなると思った。例えば本文読んでからタイトルを考えてみて、見比べるとか、、、

三枝さんの時代と今の時代の警察担当の記者の環境は異なる点が多くがあるように感じた。ただ共通することとして重傷が示す意味や火事の際にそこに住む人と連絡が取れないことが、表す内容など勉強になる事は多くある。また長い記者人生の経験、特に心に残ったものが書かれているはずだから、それを短い時間で知ることができるのはラッキーだと思う。

特に個人的に飲酒残っている項目は、被害者の方の写真を手に入れる意味。もちろんこの写真の人が〇〇さんですよと報じるわけだから本人確認が大切なのは理解できるけれども、想像以上にこの写真が〇〇さんというのを裏付けるのは大変らしい。だからこそ写真っているのかなと思っていたが、絶対に必要。ただ自分自身は被害者になったことないし、被害者の方の気持ち遺族の気持ちを理解することはできない。だからこそ教えてもらうと言う謙虚で素直な姿勢で向き合いたい

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2024年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重体と重傷の違いは知っていましたが、近頃よく聞く「認否を明らかにしていない」という表現が「何だそれは」と気になっていました。
これからは様々な媒体で報道されるニュースの言葉使いを注視しながら情報を得るようにしたいと思います。

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2024年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実名報道には嫌悪感があり、止めるべきだと思っていたけれど、報道する側にも、それなりの正義があるらしいと知れた。
被害者写真の公開は、イマドキはSNSで勝手に広まっちゃうよね…。やはり嫌悪感はあるのだけれど、こんなふうに必要性を説かれたら、成る程って思っちゃう。

昨今、オールドメディアっていう言い方が流行っている。インターネットに載っている情報なんて、新聞社とか官庁とか、ちやんとした組織が提供してるの以外は出鱈目ばっかりだと思っていたので、昨年の兵庫県知事選のとき、現職支持の中年女性が「You Tubeで真実を知りました」ってテレビのインタビューに答えていて驚愕した。マジか。

真実ってなんだろう。
どうしたら、間違えずに騙されずにいられるんだろう。(2025-02-04L)

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2025年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書類送検は紙の上の手続き。厳重処分=起訴を求める、から相当処分を求める、寛大な処分を求める、しかるべき処分を求める=不起訴を求める、まで4段階ある。
刑事告訴されれば、必ず書類送検される。相当処分でも起訴されない可能性が高い。
書類送検で済まないから逮捕される。
処分保留で釈放されるとあらためて逮捕される可能性が高い。
起訴猶予は不起訴のひとつ。
鈴木宗男議員の身柄拘束は437日、村木厚子さんは164日、特捜部長の逮捕に繋がったえん罪事件。
ゴーン氏の人質司法批判が、高飛びによって批判派が非難を浴びた。
保釈が取り消されたケースは年間127件あった。

告訴と告発の違い=当事者なら告訴、第三者なら告発。
絶対的親告罪は告訴が必要。相対的親告罪は身分があるものの告訴が必要。
告訴を受理すると捜査して送検しなければならない。
虚偽告訴罪はかなり重い罪。

調書を巻く=調書を作る。江戸時代は調書が巻物だったからではないか。
取り調べが過酷なのは捜査二課。
贈収賄事件は年々減少している。村木事件で検事が逮捕されたからではないか。物的証拠が乏しいと地検の検事が受け付けない。

大きな怪我でも意識があれば重傷、意識不明なら重体。
失踪者の9割は自然解決している。捜索願を出しても冷たい。特異家出人は別。捜査は難しい。防犯カメラの映像は時間がたつと上書きされてしまう。
誰が特異家出人か、は難しい。事件性が高いもの。

「逮捕した、と公表した」と新聞が報道するのは警察と報道の一線を引くため。

新聞の部数減=朝日が400万部割れ、最盛期は800万部、読売が688万部、毎日が187万部、日経が170万部。ハイヤーの経費が出ない。今は週一回程度しか車を呼べない。
毎日、朝日は、愛知岐阜三重で夕刊を廃止した。

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2024年07月04日

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