あらすじ
【共に生きたい】軍人のジェイドは、捕虜となった果てに捨てられたところを「死神の使い」と呼ばれる部族のレネイに拾われる。自分だけが生き残ってしまった罪悪感から、亡くした仲間の幻覚に苦しむジェイド。しかし、レネイが与える言葉とぬくもりが、ジェイドを悪夢から現実へと引き戻してくれた。次第に彼に心惹かれていくジェイドだが、死を喜ぶという行為が正しいとは思えず──。【電子限定描き下ろし1P漫画付き!】
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作者様買いです。
異なる死生観を持った2人が出逢い互いに向き合い恋に落ち…
主旋律はどシリアスなのに、えちちがね、可愛みが堪らん。そんなえちちに毎度ホッとさせられた笑。
集団での死生観の違い、となったら宗教と言っても良いと思うけれど敢えてその言葉は遣わないのだろうと思った。そしてそれぞれの違いが争いを生み出すこともあれば、一方でその違いがあるからこそ人を救い人に救われることもあるという多様性を失うことへの警告(メッセージ)も感じた。それらをまるっと丁寧でありながら簡潔に鮮やかに描き出す作者様!
今作もとても素晴らしいです。歩み寄るという寛容さ、その小さいけれど大事な一歩を拝読させて頂きました。作者様、本当にいつもお見事です。物語も作画もまた心に沁みました。ありがとうございます。