あらすじ
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最後まで読んでください。人生を変える物語がきっと見つかります。
広告のボディコピーには、ただ通り過ぎてしまうにはあまりに惜しい、人生を変えてしまうほどの名言で溢れています。本書では、読み手が共感し心動かされる広告コピーに焦点を当て、「わくわく」「うるっと」「どきどき」「はっと」などの感情別に作品を紹介。あなたのための物語が、きっと見つかる1冊です。
※電子版は紙版の一部の作品が含まれておりませんが、予めご了承ください。
作品選者:岩崎亜矢 / 安藤隆(サン・アド)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コピー一つ一つに感じて欲しい意味があること。
当事者の気持ちに寄り添ってコピーを作ることの大切さが伝わった。
広告を見た時に思い浮かべるストーリーは一人一人違うけれど、少しでもその人の心をちょっとでも動かして前向きにできたらいいなと感じる。
言葉の先には人がいる。
Posted by ブクログ
普段の生活の中で何気なく見ている広告もあるけれど、あらためてじっくり読むと様々な背景や意図されているものが含まれていることに気付かされる。
シンプルで心に残るものもあったり、誰かが誰かを想った詩をそのまま載せていたり、色々なものがあったけど造り手や誰かに届けたい気持ちがたくさん掲載されていてふと手に取って読み返したくなる1冊だった。
Posted by ブクログ
名言集が好きなので、読みものとして購入。
キャッチコピーにも好みというものがあるので、ぐっと刺さるものもあれば、読み流すものもあって当然と思うんですが、その刺さるものが強烈で、頭が痛くなるくらい涙が出ました。
私は18ページは単純に凄いと思って、80ページにぐわっと涙腺が緩んで、88ページで涙腺崩壊して、112ページできゅんとしましたが、きっとみんな、反応するところは違うのでしょうね。
ちなみにわたしが一番好きなキャッチコピーは、「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」という有名なものです。昔、新聞広告で見て、思わず写真を撮ったほど衝撃的だったので、いまだに忘れられません。
(残念ながらこの本には載っていませんでした。)
Posted by ブクログ
最後だと 分かっていたなら
東日本大震災に触れたものを読んで泣いてしまった。
今日を今生の別だと思わずにただ生きてる私はきっと本当に感情を分け合うことはできない。
Posted by ブクログ
心ゆさぶる広告作品と
それを作ったコピーライターたちの思いが
綴られた一冊。
無視されることが前提の「広告」をいかに人々の心に響かせるか、
工夫をこらしたコピーライターたちの思いが垣間見えます。
時に優しく寄り添い、
時に時代へ疑問を投げかけ、
色々な角度からメッセージを送る広告は
まるで芸術作品だと思いました。
Posted by ブクログ
多くの人に伝わり、多くの人が心揺さぶられたのは、
大昔は和歌、
昔は詩、
今は広告コピーなのかもしれない。
その情感が伝わり、伝えられた者が思い描ける言葉が選ばれているからなのだろうなと思う。
良いコピーには、「、」(読点)が必ずある。
一言一言発する度に、かみしめる余韻が必要だからだろうなと自分勝手に解釈してみる。
★5つにしたいけど、全部がハマった訳ではないから、★4!
Posted by ブクログ
知っているコピーも多かったですが、改めて言葉の力や日本語の美しさを感じることができました。
広告コピーに限らず小説なども、言葉の向こうにイメージが膨らむというか、言葉を超えて体温や表情を感じられるものにグッときます。
長崎バスの道の尾温泉の広告コピーは最後の「発車します」で、ぶわーっとその情景が浮かんで、自分でも信じられないくらい泣きました。
あと樹木希林さんの言葉はやっぱりカッコいい!!
Posted by ブクログ
良い仕事をするには、一流のものに触れた方が良い。基準が分かるし、そこには試行錯誤の末、考え抜き、辿り着いた深みがあるから。本著は、広告コピーの資料集だが、その期待に応えてくれる。
コピーを作るのは、言葉のプロの仕事。単語を並べ、シンプルだが強く印象に残る〝言葉“を伝える。単語を選り抜き、助詞一つにもこだわり、語順を組み替える。言葉を作る力は、どんな仕事にも有効であり、文章を書く職に限らず、スピーチ、プレゼン、対話、説得…多様に活かす事のできる技能だ。だからこそ、一流に触れて、感想を持つことには多いに意味があるし、目を通し、感性を養うに役立つ本ではなかろうか。
Posted by ブクログ
2024.4.10
いろんな広告コピーにハッとさせられたり納得させられたりしながら読んだ。
解説や本物の広告のデザインも見れて楽しかった。
一瞬見ただけで振り返りたくなる、もっと読みたくなる文章ってすごいなぁ。
コロナ禍での広告とか東日本大震災の広告がグッと来た。
Posted by ブクログ
店頭だったり電車の中吊り、新聞・雑誌やら、広告に触れる瞬間っていうのは日常で意外とあるのかも。でも、注意してみることって少なくて、そこに利潤目的だけでない心に響くメッセージが託されているなんて中々思い至らなかった。
広告を出す企業の理念とその受け手を慮る優しい言葉の紡ぎ。奥が深いのですね。
個人的に好きだなーって思ったのは、一倉宏さんの広告コピー。小説の物語を読んでるような引き込まれる世界観と、瑞々しさ、切なさを抱かせる。センチメンタルな気分になりながらも、温かさを感じさせるグリーンレーベルの作品は、素敵だなーって純粋に感じました。
それぞれの読者に響くものがあるかと、すらっと読めるので隙間時間で心に潤いをというおすすめ。