あらすじ
ますます人気! 頑張り屋さんのための処方箋
頑張りすぎる、すぐいっぱいいっぱいになる……そんなお悩みの方へ。
「お願いごとはいったん預かる」「1時間に10分休憩する」「やりたいことを半分にする」「頑張り屋さんほどヘルプを求める練習をする」など、気持ちにゆとりを生み出す小さなヒントをTomy先生が伝授。
Contents
はじめに
1章 いらないこだわりを捨ててみる
なんとか最低限回ればよろし。
こだわりの解像度を上げましょう。
完璧主義な人ほど、制限が必要よ。
こだわりは少なければ少ないほどいいわけでもないのよ。
何をどうしたって、他人と過去は変えられないわ。
根っからの「完璧主義」もやわらげることはできるわ。
何が何でも「ほどほど」じゃなくていいの。
プロフィール疲れにご用心。
2章 毎日にうまく余白をつくる
いっぱいいっぱいになって、日常生活に支障が出ていないかしら?
いっぱいいっぱいのときこそ、こまめに休憩をとるのよ。
1時間に10分休憩をとりましょ。
限界になってからでは、遅いのよ。
マルチタスクよりシングルタスクで、余白はつくれるわ。
何もしないでゴロゴロする時間こそ、本当の余白なのよ。
休日じゃなくても、一日の中で、休み、楽しめばいいのよ。
ゆとりを生み出すあなただけのルーティンをつくりましょ。
3章 「ほどよい距離感」を大事にする。
相手への期待が人間関係の「ほどほど」を壊すの。
頼まれごとは、すぐには引き受けない。
あなたが「ズルい」と思う人はまわりの人だって「ズルい」と思っているわ。やることがいろいろあるからこそ、100%をどう使うか考えるべきなの。
完璧主義を人間関係にも求めないこと。
放置していい問題だってあるわ。
完璧にしたいことは、少しだけでいいの。
世間体って、実はあなた自身の考え方だったりするの。
自分軸を大事にしたいなら、まずは自分だけに集中すればいいの。
嫌なことをしてくる人にわざわざご褒美をあげなくていいわ。
「なぜ」を繰り返していくことで、セルフカウンセリングできるわ。
頑張りすぎる人ほどヘルプを求める練習が必要だわ。
4章 ふつうにやって十分合格
きっとあなたは、「頑張りやさんで優秀な世界」の住民。
やりたいことの「半分」だけ、やってみて。
責任感の強い人ほど、簡単に仕事を増やさないで。
忙しくないと不安な人に必要なのは真のゴロゴロタイムよ。
作り上げた「スタイル」があなたを邪魔することもあるわ。
ほどほどに頑張ることもできなくなったら?
自己否定をしているあなたの中にある宝物。
最悪の想定をするクセには、こんなリスクがあるわ。
「嫌なものは嫌」と思っていいのよ。
「ほどほど力」の注意点とは?
5章 「ほどほど」のモノサシは自分軸
好きなことなら、どれだけ疲れてもいい、というわけでもないの。
人生の最後の瞬間を想像して、見えてくることもあるわ。
ほどほどに生きるために、捨てたほうがいいもの。
全方位で勝っていたいというのは、無理な話なの。
今、頑張って取り組むことは、「たった一つ」でいいわ。
自分の時間を大切に生きることが、わがままなわけがないわ。
おわりに
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
うつで休職してしている際に、本の題名をみた知人にすすめられて買いました。
・真面目(言われたことをやろうとする)
・全ての物事を完璧にこなそうとする
という気質がありつつ、少し息苦しい感じがするなぁという人に向けての本かなと感じました。
個人的に印象に残っている内容は、
・ほどほどに生きていても、人生に一度は試練の時は来る。だから普段はほどほどで良い
・物事の優先順位を考えて、優先順位の低いことはこだわらない(ほどほど)
です。言われたことを全てやるのではなく、自分の中の優先順位を踏まえてほどほどにやっていくことが大切なのかなと感じて、心が少し軽くなった感じがします。
暫くはお守りのようにこの本を読み返しては「自分、ほどほどにできてるかな?」と読み返すのだろうなと思います。
Posted by ブクログ
私も完璧主義傾向はあるので、今まで読んできたTomy先生の本はどれも大変参考になっていますが、私にとってより実践的な内容に思えました。
この本が良いのは、完璧主義を100%やめろというのではなく(それは単に反対方向の完璧主義にしかならないので)、適切に妥協していくことを勧めているところ。「適切に妥協」がまさに「ほどほど力」ですが、優先順位をつけて、「完璧にしたい部分だけ完璧にし」ようとか、完璧主義を上手に認めて活かせる方策もアドバイスしてくれるのがとてもよかったです。
本当に、いつもお世話になっています。これからもTomy先生の本、読んでいきます。
Posted by ブクログ
気になった文の引用です。
「改善するする必要さえない人間関係なんていくらでもある」
「悩まなくても、解決しなくても実は大して影響がないのではないか」
「忙しいときほど、強制的に小休憩(50分に一回10分程度)を入れてください。これはむしろ必要なことなのです。」