【感想・ネタバレ】最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りませんのレビュー

あらすじ

歴史ある帝国に嫁いだ元新興国の第一王女イザベラは、側妃達の情報操作により後宮の不和の元凶とされ、お飾りの皇后の位置に追いやられていた。とはいえ執務や健康に影響はなかったため静観していたのだが、とある事件により、自分への冷遇が皇帝を傀儡にし国を乗っ取ろうとする計画の一端だと知り、国民を守るために抗うことに。その中で皇帝が決して悪人ではないが王に向いていないことを痛感し、母国を頼ることも検討し始める。そんなある日、兄と共に幼馴染である母国の公爵キリアンが加勢にやってくる。孤軍奮闘するイザベラを、キリアンは優しく支えてくれて…… ※電子版は単行本をもとに編集しています。

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ネタバレ 購入済み

この時代、幼くして王位を継ぐことも傀儡の王となることも珍しくはなかっただろうが…
同情する部分もなくはないが、あまりにも心が未熟すぎる。
メリダの代わりを求めただけ。そんな男にヒロインが靡くはずがない。

足掻き方は人それぞれ。醜さや優しさ、強さと弱さのコントラストに惹き込まれた。
様々な想いを胸に、余韻を噛みしめる。

0
2024年08月31日

購入済み

それぞれに哀しい話

前段階では優柔不断な皇帝の話…政務では賢明ではあったけれど女性関係では側妃と皇后に依存してしまい側妃の計略によぅて身を滅ぼしてしまう…
彼の身の上は辛いけれど上に立つ身分で下の者を振り回してしまうのはね…どうなのかと。
彼に手を下さざるをえなくなった者もその身のうちに悲しさと辛さを背負っていくと思うとやるせなくなってくる…
後半はヒロインの幸せな話です。
私はローレンスとユセフ嫌いじゃないです。出来ればローレンスの騎士団長の頃の話とか戦場の話とかも欲しかったな。

#泣ける #切ない

0
2024年06月11日

匿名

購入済み

読み終えて胸が痛い

 泣きました!
 知らぬ間に傀儡の王となっていたローレンス。優しい人だから、護ってるつもりの人達に騙されてると解っても捨てきれない。悪女の洗脳のせいか元からの性格か、どちらにしろ王としては駄目だった。でも、立ち直って欲しかった、資質はあったから良い王になってほしかった。
 兄ヴァンセントも、為政者は人には見せない場面を幾つも経験しているのだろうと、心のうちを察してしまいました。
 ハッピーエンドばかりじゃない、心が揺さぶられる思いがしました。

#泣ける #切ない

0
2024年05月02日

購入済み

心揺さぶられる話しでした。
でも、ローレンスには、本当にガッカリです。
確かに、10代で国を治めるのは、難しいでしょう。
孤独で、辛くて、非情にならなければならないこともある。
でも、違うでしょう!
側妃の言いなり。真偽も確かめず。
彼を諌めてくれる友も居たのに。
情けなすぎて、哀れです。
皇后の真意を知ろうともせず。
皇后は、本当に辛かったと思う。
それでも、何度も、彼を信じようとして、裏切られ続け、愛が信じられなくなってしまうまで、心を砕いてた。
ローレンスには、生き続け、自分の生まれた国が、国として栄えていくのを、見て欲しい。
自分が、どんなに愚かだったかを、一生悔やみ続けて欲しい。

#切ない #深い #シュール

0
2024年05月04日

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