あらすじ
「帰ってきたあぶない刑事」2024年5月24日公開
新作書き下ろし
定年を間近に控えた近藤課長に迫る危機! タカ&ユージ、そしておなじみの港署メンバーが、90年代の横浜を駆け抜ける。
【著者】:柏原寛司
1949年、東京都生まれ。脚本家、映画監督。一般社団法人シナリオ作家協会会長、日本シナリオ作家協会副理事長を歴任。日本大学芸術学部在学中に『クレクレタコラ』の脚本でデビュー、97年には映画『猫の息子』で監督デビューを果たす。「あぶない刑事」「探偵物語」「西部警察」「太陽にほえろ」など多数の脚本を担当。また、アニメ「ルパン三世」「キャッツアイ」「名探偵コナン」なども手掛けている。
感情タグBEST3
通常ドラマ回、一本分…。
2024年6月読了。
性懲りも無くまた東映が作った『帰ってきたあぶない刑事』を観て、こんな本が有るのかと知り購入。
柏原さんは実際のドラマでも結構書いてた方なので期待していたが、、、正直言って『う〜ん、通常回のドラマの台本ってこんな程度だったのか…』と云うやや粗っぽい出来。
これぐらいなら、恭サマもアドリブの演り甲斐が有ったんだろうなぁ…と、(悪い方で)逆に腑に落ちてしまった。
この話は、通常回で『近藤〜、出て来い!!!』って過去に恨みの有る犯人が港署まで押し掛けてくる回の話と展開はそう変わらなくて、《殺し屋》も劇場版1作目の菅田俊さんと殆ど変わらない設定…。(そしてトオルのシーンはスベリっぱなし…。)
実際も、このぐらい《粗め》の台本にしておいて、「後は現場で好きに調理してください」って感じだったのかな…。主役の二人を初めとして、殆どの人物が《均等に》書かれていて、演出陣の「お好み」でシーン毎に「誰か」を膨らます製作システムだったのかな…と考えると、《使われなかった台本》を読ませてもらった気分―。ま、こんなもんなんだね。
新作映画の感想は「ここで書くこと」じゃないから割愛するけど、ちょっとだけ言えるとすれば『恭サマが(インタビュー等で)仰有っている程、《新しく》は感じなかったし、今回の興収次第で《もし次を…》と考えてる東映やセントラル…の方々が居るのなら、もう38年間の《推し》も降りよう』と思いました。今度こそ、コレで最後にしといてくださいね…。
いつまでも『古い金看板』にしがみついてちゃダメです。若い製作陣も《オリジナルのスゴい作品》を作って、私達を喜ばせて欲しいです。