【感想・ネタバレ】嘘つき姫のレビュー

あらすじ

戦争の中で嘘が姉妹を繋ぐ「嘘つき姫」、電気椅子ショーに挑む魔女と技師「ニューヨークの魔女」ほか、書き下ろし2篇を含む全9篇。小説が待ち焦がれた才能、正真正銘「待望」の初作品集。

この本は、まるで鍵束だ。一つ読むたびに何かが解き放たれ、そして迷宮への扉が開く。
――岸本佐知子氏(翻訳家)

過去未来大小遠近あらゆる世界を鮮やかに的確に語りながら精緻な余白を残し、読者にその余白をこそ玩味させる。手練れの技だと思う。
――小山田浩子氏(作家)

この想像力が世界の有り様を拡張する。少し広くなった世界で、感情が、愛が息づく。
――斜線堂有紀氏(作家)

◎装幀=名和田耕平デザイン事務所(名和田耕平+小原果穂)
◎装画=はむメロン

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Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集9篇
SFっぽい物語が多いが表題作はフランスを舞台にした第二次世界大戦時の物語。どうしても死なない魔女やタマゴッチのようなリアルな子育て、埋めた爪から指が生えてきたりと突拍子もない事態に目を奪われるが、その根底に漂う深い、あるいは説明し難い愛に心が揺さぶられた。ひとつづがそれぞれ違った味わいでとても面白かった。

0
2024年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表題作がお気に入り。
どこまでが嘘か。嘘を重ねて真と信じるようになってしまったこともあるのではないか。歴史の影でそんなことを想像した。
他の8編も良かった。

0
2024年05月04日

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