あらすじ
アメリカのトランスパーソナル心理学の拠点の一つCIISのカウンセリングコースを修了し、最新心理学・臨床心理学をマスターした著者が、コフートの自己心理学、精神分析、トランスパーソナル心理学などについて、レベルは落とさず、しかも極限までわかりやすく説いた入門書。カウンセリング初心者の方、最新臨床心理学を学びたい方におすすめの本。【本書の内容】●心のダメージとカウンセラーの仕事●心のダメージからの回復●変容内在化:共感の失敗と自己の成長●他人を主観的に理解する? (共感のメカニズムと間主観性)●これからの臨床心理学(臨床心理学理論統合の動きと自己心理学)●心の防衛機制●精神的病理のレベル●カウンセリングのプロセス●初回セッション●アセスメント●自殺を防ぐ●メンタルケアの過程●面談におけるカウンセラーの基本的対応●面談の技法●面談の実際ドルマンとのグル、求道、ヨーガ、教師の役割、心理的依存といったテーマをめぐる討論等々を紹介。クリシュナムルティは人間生活のさまざまなレベルに浸透している「虚偽」を鋭く指摘し続け、それらの指摘は物事の真偽の判別に迷っている多くの人々を支え続けてきた。その洞察は特に宗教に向けられ、全体として真の宗教と偽りの危険な宗教とを識別するための貴重なヒントを提供するものとなっている。【本書の内容】●霊感と創造――レオポルド・ストコフスキーとの対話●「気づき」への旅●J・ネルーとの会見●英知の炸裂――カルロ・シュアレスとの対話●存在の第四次元――C・L・ナーハルとの対話●グルと求道・ヨーガの四大道・ウパニシャッドの四大格言――ヴェンカテサーナンダとの対話●ジェイコブ・ニードンルマンとの対話●「私は何も信じない」●愛、自由、悟り――ジョン・ホワイトとの対話
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Posted by ブクログ
鬱じゃない、普通の人に読んで欲しい本
カウンセリングは、病気の人が受ける特別なものだと思っていました。
通常の生活をしていて、ストレスを感じるのは自然な事なんですね。
この本は、きれいな表紙ですが、中身は本格的なカウンセリングの本です。
知識として知るのではなく、自分と対話をしながら、じっくり読みました。
「良い人」になり、「正しい事」をしようと思うと、現実とのギャップが生じます。
本を読んでいて、突然昔の記憶がよみがえったりしました。
その記憶は、無意識に(自分でも気づかぬうちに)抑制していたものでした。
本から何かを得るというよりも、本を通して自分の内側から何かを見つける、
そんな読み方をオススメします。
それは、カウンセリングの受け方とも通じると思いますし。
答えはカウンセラーに教えてもらうのではない、自分で答えを探す手伝いをしてもらうものだと思います。