あらすじ
「安いニッポン」を捨て、稼げる海外に向かう若者たちを追う!
2023年2月にNHKクローズアップ現代で放映され、SNSを中心に大きな話題になった「海外出稼ぎ」特集を、
番組未放映素材や追加取材を含めて完全書籍化。
*未経験でも月収50万円!? 日本と海外にできた「驚くべき賃金格差」
*未来のビジョンが見えない…。日本に見切りをつけ始めた「若者たちの本音」
*外国人労働者が日本からいなくなる日。日本離れを考えるベトナム人の若者たち
「海外出稼ぎ現象」を追うことで、日本の現状と未来が見えてくる!
目次
第1章 安いニッポンから「海外出稼ぎ」へ
第2章 若者たちの「静かなストライキ」が始まった
第3章 「外国人労働者」が日本に来なくなる日
第4章 外国人労働者を受け入れる試み
インタビュー 「海外出稼ぎ現象」の背景と日本経済の未来(渡辺努)
外国人労働者に「選ばれる国」になるために(毛受敏浩)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「ワーキングホリデーでオーストラリアやニュージーランドで(アルバイト)働いた方が日本で正社員で働くよりも2倍から3倍のお金が得られ、人間関係やプライベートも日本より良い」という20代から30代前半までの世代の現実が浮かびあがるルポルタージュです。私見ですが、オーストラリアやニュージーランドが英語を身につけに少しでも安く留学できる英語圏だったというのは30年以上前の話で今は日本人が出稼ぎに行く場所なんですね。本書では日本の国内でコツコツ地道に働いているだけでは見えない景色・現実を見えている若者が今増えているということです。
Posted by ブクログ
ワーキングホリデーできる歳はとっくに過ぎてしまった。円安が続けば海外に働きに出る若者は増えるのだろうか?一方で、日本で働きたい!と思われなくなってしまったという現状は悲しい。
Posted by ブクログ
自分もワーホリしてみたかった気持ちを思い出しました。今の若い人には海外でどんどんチャレンジしてほしい。
地方は若者に地元に残ってほしいというけれど、外の世界を見ることや流動性は必要で、残ってほしいじゃなくて戻りたくなる地方にするのが国、地方の仕事だと思います。
取材班が、自分たちが立てた仮説と違う回答ばかりだった時に、なぜ仮説と違うのかを追わず、仮説を裏付ける回答を求めて取材を続ける姿に違和感を覚えました。限られた期間で番組を作り上げる必要があるのかもしれませんが、たまにニュースになるのはこういうことなのかなと考えさせられました。