【感想・ネタバレ】きみが居る場所のレビュー

あらすじ

妻に先立たれ、幼稚園児のひとり息子・隆一郎を抱えて八百屋を切り盛りする隆美のもとに、ある日ギターを抱えたゆきだおれが一人…なんとそれは昔、東京へ転校してしまって以来音信不通だった悪友・西中島健人だった。着のみ着のまま一文無しの健人はとりあえず八百屋に転がり込み、男ふたりと幼稚園児の奇妙な同居生活が始まるのだが、健人は誰にも言えない秘密と決して消し去ることのできない熱い想いをその胸中に押し隠していたのだった―――。麗人誌上で熱い感動を呼んだ表題シリーズ2編他、ハートフルな魅力溢れる珠玉のマスターピース6作品を収録!「泣けるBOY’SLOVE」の到達点が此処に!!

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時代背景もあるけれど

出版が2012年なので、10年前の時代の狭量さが反映されています。まだまだ「ゲイ」が今よりずっと酷い扱いを受けていたころです。
また「バイ」という性的指向も、日本ではあまり知られていませんでした。
表題作は、ややコメディタッチですが、他の短編4作は、忍んで忍んで忍びきれないほどの恋心に苛まれた男達のストーリーです。
深井結己さんは、そいういう男性の深く辛い想いを描くのが本当に巧いなぁと感じ入りました。

#切ない #ドキドキハラハラ #深い

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2022年05月21日

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