あらすじ
糸井重里氏、山口周氏、絶賛! 学歴や家庭環境などで苦しい立場にある若者に向けて就職支援をおこなう取り組み「ヤンキーインターン」。その創設者、関係者、支援を受けた人々のストーリーを描き、さまざまな「声」から日本社会の諸問題を照射する圧巻のノンフィクション。
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Posted by ブクログ
地方でやさぐれたヤンキーを東京に連れてきて営業を叩き込むことで戦力化する、促成ビジネスを手掛けていた久世太亮はハッシャダイビジネスを手掛けている。ここでは、それと似て非なるNPOとしてのエンパワメントビジネスである「ハッシャダイソーシャル」を発案した勝山恵一(ヤンキーが彼女の妊娠を契機に営業で成功体験を積む)と三浦宗一郎(母子家庭で育ちトヨタで石の上にも6年後、自己実現のためにDMM社長に直談判して久世太亮と偶然の出会いをする)の生い立ち、3か月間のトレーニング「プロジェクト ゼンカイ」をサポートする教育関係者、TAの取り組みがオムニバス形式で語られる。基本的な教育訓練を受けずに育っても、熱意さえあれば、自己肯定をして好奇心をもって取り組むこと、社会へのアクセスに躊躇しないこと、壁を乗り越えてこれまでになかった人材開発の可能性がある。トヨタもその可能性を見込んで、共同運営者として協力関係にある。