あらすじ
人生は先送りするほど損をする。50代はたくさんの“荷物”を背負っている世代。「仕事の責任がある」「教育費・住宅ローンにお金がかかる」「老後のために頑張って働く必要がある」……。そんな50代だからこそ、自分がやりたいことを「いま」始めるべき理由とは? そして、そのために50代で何を「手放す」べきなのか──多くの高齢者を見てきた精神科医だからこそわかる、後悔しない人生を送る生き方・働き方。
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Posted by ブクログ
刺激的なタイトル。役職定年や定年退職が見えてきた私。 昇進の見込みもほぼなくなった会社員人生において、今後どのように過ごすか悩んでいる。それを嘲笑うかのようなタイトルに引かれて、手に取ってみた。
長年医者としてお年寄りの人を診療してきた著者。その知見から、どのように50代を過ごすべきなのかを提言している書籍である。
確かに、なるほど、と思わされた。定年後に一から何かを始めるということは、体力的にも金銭的にも追いつかない場合がある。それを踏まえて、50代から会社の仕事をセーブして、種蒔きを始めることを提案している。リカバリーが効くからだ。
常識、前例主義、~すべき、仕事、人間関係、真面目さ、考え方、そういったしがらみを一度リセットし、ゼロベースで複眼的な思考をすることを提案している。
たまたまだがこれは、今自分が手帳ベースで書き出していることと一致している。頭の中だけでモヤモヤ考えているだけでは、何も進まない。これを手帳に書きだして、整理して俯瞰することで、先が見えてくるし新しい考えも浮かんでくる。なかなか新しい行動に出る勇気は出ないけれど、あわせてやっていこうと思う。
今後の生活に、一筋の光をもたらしてくれた一冊である。
Posted by ブクログ
Audibleにて拝聴
前頭葉は50代から衰え始め、退職する年齢の時には楽しみにとっていたことを満喫しようという意欲がなくなっているとのこと。
前頭葉を鍛える最善策は、新しい事を経験することなのだそう!
そう考えると、私最近前頭葉鍛えられまくっているかもしれません。こどもがいると生活しているだけで新しい経験ばかりだし、いわゆる推し活でも、目からウロコの経験が多いんですよね。
前頭葉バカという言葉が妙に面白く印象に残っています。
Posted by ブクログ
タイトルに強く惹かれて手に取った。精神科医の知見により、前頭葉の衰えは新しいことに挑戦することで萎縮のスピードが衰えるということは深く理解出来ました。誰のためでもない、自分の人生を充実するために出来ることから一歩踏み出したいとおもいます。それがたとえラーメン店に通うにしても違うお店を開拓するだけでも。ただ、気に入ったラーメン店に行き続けるのが普通の人とも考えます。小さなことからコツコツ新しいことに挑戦する気持ちは持ち続けたいし、それが充実した人生の期間を長く保つことだと理解しました。
Posted by ブクログ
人生は、先送りするほど損をします。「定年退職したらやる」と考えるのはとても危険。なぜなら体力だけでなく「脳の老化」が深刻で、どんどんやる気が無くなってしまうから。
いま、やらない人は一生やらない。人生を後悔しないために、ワクワクすることを積極的に楽しもうと思いました。
① 刺激がないと、脳の「前頭葉」の働きが弱まり老化が進む。
② だから仕事の責任やお金の心配は脇に置いてでも、自分の人生を楽しむ。
③ 前頭葉を活性化させるために、「新しい体験をする」「初めての場所に行ってみる」「聴いたことがない音楽に触れてみる」「普段行かないおしゃれレストランに行ってみる」
④ 常識を疑い捨てることは、未来を正確に予測し、正しい未来を思い描き、進んでいく手助けになる。
⑤ 「挑戦」と言うとハードルが高くなるから、「実験」と言う。実験には失敗が付きもの、恥ずかしくない。
⑥ 50代からは「不真面目」を心掛ける。「〜べき」と言って自分を縛らない。
⑦ 自慢話はしない。人が興味を持つのは失敗談。
⑧ 「質問上手」になる。あれこれ考えず無邪気に質問する。
Posted by ブクログ
50歳あたりから、意欲や感情を司る脳が萎縮し始め、やる気や元気がなくなってくるが、新しい挑戦や知らない体験をすれば、いくつになっても活性化できるとのこと。
Posted by ブクログ
想像よりも濃い内容の書籍でした。
「前頭葉バカ」という言葉は初耳で印象に残りました。
日本の社会が権威主義ということに共感するとともにそれがはびこっている医療業界の実態は恐ろしいものでした。そして、著者が言うようにそれは医療業界のみならず世の中のあらゆるところに蔓延っている、世の中ってやっばりおかしいよなと思う。
また、日本経済が堕落した理由として、前頭葉の萎縮を挙げている点は、目新しく刺激的。
自分で学び考えることの大切さとそれをおろそかにしがちな自分自身を再認識する本。
前頭葉を活性化させるために日常的に新しいことを実験しながら、ピンピンコロリな老後を過ごしたいと思います。
Posted by ブクログ
センセーショナルなタイトルで話題になった「老後に楽しみをとっておくバカ」。
前半は古い慣習に囚われた同業者(医者)への批判が多くて著者の積年の恨みを感じるが、後半は色々納得して読めた。
していい昔話は自慢じゃなくて失敗談という話の例が面白い。
Posted by ブクログ
和田先生の50代に向けての叱咤激励本
老いを感じ始める50代がどんな事に気をつけたら良いかガイドしてくれる
サラッと読めて参考になるものがたくさんありました
Posted by ブクログ
効用の観点から若いうちの活動を促す本かと思いきや、前頭葉バカの話から脱常識、脱権威主義という話に移ろう。不安症で損失回避主義、現状維持が好きな日本人には挑戦ではなく実験をお勧めすると締めくくる。期待はずれでした。
誰のためでもない一度きりの人生でやりたいことを先送りするな(体力面、感情面で)、という点は全く同意です。
Posted by ブクログ
プロローグ~代、人生は先送りするほど損をする
1章【常識】という荷物下ろすともっと身軽に⁉︎
2章50代で老ける人・老けない人、たった一つの
習慣の差:未知への挑戦!前頭葉バカ
3章自分の可能性を狭める「思考のクセ」を知る
4章人生が変わる!新しい日常を手に入れる
小さな一歩‼️挑戦より実験⁉️
5章 いらない「人間関係」を今、捨てる勇気
6章 先送りをやめた先にある超・充実人生
Posted by ブクログ
「人の老化は脳から始まる!」
確かに、新しいことに対する”面倒くささ”というのは実感あるなあ。とまれ、「前頭葉を刺激しないといけない」という学習がありました。(”賭け事”は刺激になるんだろうか?)
途中、医学界や日本という国全体に対する「前例主義」の話に飛んでしまって、アレっと思いましたが、最後はちゃんと元の路線に戻ってホッ。
副題の「50代で決まる後悔しない人生を送る方法」というのを見落としていて、そうか、50代向けだったのか、と。。。