あらすじ
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どのような写真なら東京の魅力を伝えられるのか。40年ほど撮り続け、見つけた答えのひとつが定点写真でした。古写真と同じ場所を新たに撮影する手法は、変化したものとそうでないものを一目瞭然にしてくれます。(中略)この旅に欠かせないのは「空想力」や「妄想力」です。(「はじめに」より)江戸・明治・大正・昭和――。東京はいかに変貌したのか。破壊と創造の首都を徹底比較。写真451点収録!
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Posted by ブクログ
まず言いたいのは、掲載されている写真の多さ。よくこれだけの写真について、それがどこからどういうアングルで撮られたのかを確定し、実際にその現場に行って撮影することができたものだと、その大変な労力と根気には頭が下がる思いがした。
それにしてもつくづく思うのは、昔の東京は空が広かったということ。川や海もたくさんあった。それが高層ビルや埋め立てにあって、すっかり閉塞感に満ちた街になってしまった。空が狭くて、アスファルトで塗り固められた東京は、ストレスフルな現代を象徴している思いがした。