あらすじ
最新研究で、直観を導く脳の部位が明らかになった。優れた判断をしたいなら、「集中すること」は厳禁。直観力を高めるためには、むしろ意識を「分散」させることが重要となる。これまであいまいとされてきた直観のメカニズムを、脳の専門医が解説。直観を駆使し、「創造力」を発揮するための実践的な思考法も紹介する。
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Posted by ブクログ
「優れた判断をしたければ集中するな」
これはおもしろかった
散歩に出ろ
良質な記憶をとことん蓄積しろ
自分の無意識を信じよう
データと情動を考えられるのが人間
AIはデータを積み上げることしかできない
人間は「忘れる」ことができる
いつも疑問を持って、少しでも考えろ
「なぜ」は繰り返せ
映画、自然、アートに触れろ
本を読んで、旅をして、運動して、よく寝ろってことかな
やることはシンプル
Posted by ブクログ
今までぼんやりと思っていたことを説明していただけたと感じました。発想力は分散系で、発想しようとしても出ない。発想しようとすると集中系になり、分散系と違い、脳の一部しか使えない。ぼんやりし、集中系を働かせず、分散形にし、脳全体のネットワークを活用することで、発想できる。
発想力を高めるには、良質な記憶が必要で、なんのためにするのかを考え、常にそこを見据えながら精一杯努力する事が良質な経験となる。
今まで色々な本を読んできましたが、それらを統合するよな良書と感じました。
Posted by ブクログ
直観力とはこれまでの積み重ねてきた経験からの産物であるから、より多くの直観を生むための素材が必要である。
それから集中系と分散系の説明がすごくわかりやすく、自分のイメージに繋げやすかった。
Posted by ブクログ
直観を生み出す記憶のネットワークの仕組み、それを司る脳の分散系領域の働きを明らかにし、直観力を強化・発揮させるため、良い意思決定をするために、どんなことをしたら良いのかを教えてくれる。
良い経験、多様な刺激を受けることで経験知を増やし、新たな意味記憶のネットワークを増やしていきたいと思う。
Posted by ブクログ
新たな発想を生むためには、脳の機能として分散系の活性化が必要。分散系はものごとに集中しているだけでは活性化されない。脳の分散系を活発化させるためには、ゆとり(ぼーっとする時間)が必要。具体的には五感を使って心地よく感じる時間を持つこと。散歩や入浴剤を使用してお風呂に入る、美味しいものも食べる、適度な運動も良い。
Posted by ブクログ
サラッと読む本。感覚としてわかっている事を上手く整理して書いている印象。AIと人間の脳の差の働き方の差について触れながら、集中系と分散系の脳の差を書いている。ひらめき、直観というと脈絡無く何かが生まれてくると捉えれる事があるが、試行錯誤によって作られた個々の意味記憶が、分散系の脳の働きの中で繋ぎ合わさる事が直観であると書かれている。従って、優れた判断のためには集中脳の活動の合間に分散脳によるインターバルが必要。分散系の活動はAIには出来ないため、ここに人間の脳の生きる道がある。