あらすじ
パニック障害で苦しんでいる人が大勢いる。だから、私が体験したことを正直にそのまま書いてほしい…。そんな風に、本のお話をいただきましたがすぐにはやってみますとお返事できず、迷いました。それまでも何度か、雑誌やテレビ番組で私のパニック障害を発表してきましたから、病気を隠したかったのではありません。ためらったのは、記事を見たたくさんの方からメッセージが届き、私のブログがパンクしそうになって反響の大きさに驚いたからです。人ひとりの体験談が、こんなにも影響を与えてしまう…という事実が少し怖くもありました。たった今、パニック障害で苦しんでいる人やその家族が日本のあちこちにいることは実感できたけれど、心と体、両方にかかわる問題なのだから、私の言葉が誰かを傷つけてしまうこともあるかもしれない…。(はじめにより)
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Posted by ブクログ
救われた。
元気をもらえた。
勇気をもらえた。
自分のことを客観的に見直すことができた。
どんな解説書とかよりも経験者の話の方が説得力がある。
Posted by ブクログ
大場さんは、誠実な方です。
パニック障害を発症したのは、お母様の死がきっかけとのことですが、それまでの生い立ち、人生が、影響されているようですね。
人生の分岐点にて、辛い時でも踏ん張って、踏ん張って、乗り越えてきた。
薬に頼らずに自分なりに生活を見直して改善したのは、治したい一心だったのでしょう。
同じ辛さを経験している人達の励みになる。
Posted by ブクログ
パニック障害から抜け出すヒントがないかと思って手に取った。パニック障害の症状が詳細に記載してあり、最悪の状態のときを思い出して辛かった。パニック障害のスイッチはあるときに突然入り、その後はそのくるしみから抜け出せない。みな一緒だと感じた。参考になったのは、医者、周囲の知人、薬、日々の処し方等の記載。パニック障害に特効薬はないが、最後の方に書いてあった★「ま、いいか」術★は、パニック障害に陥る人の気質を変えるうえで重要なポイントだと感じた。色々と考え過ぎない!心配しない!悩まない!…という「ま、いいか」術。日々慣れ親しみたいものだと思った。