あらすじ
1999年、それはノストラダムスが人類滅亡を予言した年。空前のオカルトブームにのり、三流オカルト雑誌の編集者・犬吠埼はカメラマンで霊感のある浅間を伴って奇妙な事件ばかりを取材していた。浅間の霊感に引き寄せられるように二人は恐ろしい怪奇現象に遭遇していくが……。一方、2023年の現代では年老いた浅間のもとに犬吠埼の事を調べる人物が訪れる。禁忌に触れる最恐ホラー開幕。
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Posted by ブクログ
前に一度SNSの宣伝で見かけて絵柄が好みだったので試し読みしました。その後忘れていましたが、書店で1,2巻がラック下段に1冊ずつ平置きされていたので記憶がビビっと蘇り、同時購入しました。
1巻を読んだところまでだと、話の構成としてはオカルト雑誌ライターの犬吠埼とカメラマンの浅間が記事作成のための取材中に怪異に巻き込まれて…という形をとるオムニバス形式のようです。
ただ、オムニバスといっても一つ軸があります。それは現代を生きる犬吠埼の甥が老いた浅間に取材をして犬吠埼に何があったのか、解明しようとするという話の軸です。各話の導入や終わり際にその取材のシーンが描かれます。
さて、個人的に考えるこの漫画の魅力は2人の登場人物だと思います。
犬吠埼は行動派でよく浅間を巻き込みますが、しっかりと責任感があります。浅間は視える人であり、慎重派で大体くたびれていますが、その分犬吠埼に警告したりサポートしたりと優しいです。このようにかなり早い段階で登場人物には役割や個性が持たされて、それが少なくとも1巻では良い方向に働いているので、それぞれ不快感は個人的に感じませんでした。
また、浅間と犬吠埼の顔を見て期待できる通り、あの絵柄で描かれる怪異や恐怖描写にはやはり迫力があります。そこも魅力の一つでしょう。
1巻の段階で大分グダグダと感想を書いたので、ここで打ち止めにしておきます。とにかく2巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ好み!
ホラー小説ばっかり読んでたけどホラー漫画も当たりがある!
ニクバミホネギシミがなんなのか2巻楽しみすぎる!
作品の構成もよい。
犬吠埼さんが最初に亡くなってる叔母さんだとわかるまでドキドキする。
絵の感じも怖さを強調しててよいですね。
民俗学ぽさと都市伝説が絡み合ってて絶対2巻も買います!!
最初の棺の死顔の怖さ、そしてそれが主人公と分かってぐいぐい引き込まれた。
虫や髪、異形のものらの集合体がとにかく怖くて気持ち悪い。絵が独特なのも内容にあっている。