あらすじ
あらゆるスモールビジネスを志す人にオススメしたい!
――深津貴之(インタラクション・デザイナー)
クリエイティブの力で逆境を突破する「非連続な思考」の技術とは?
東大在学中に起業、常識破りの打ち手で「ホテルめぐり」ムーブメントを興し、過疎地の旅館を再生させ、「泊まれる演劇」から産後ケアサービスまで展開する異能のZ世代経営者による初の本!
・ホテルの可能性を次々と拡張させた「アセットの再定義」法とは?
・「インサイトの深掘り」が生んだ、温泉旅館の逆転大ヒットプランの秘密
・「指名買い」されるブランドをつくる“時代や土地の空気感”の言語化
・「異質なものとマッシュアップ」する、常識を裏切るアイディア発想法
・「どう発信するか」から「どう発信していただくか」の時代へ……etc
仕事をしていれば誰しもが、目の前に壁が立ちふさがり、悶々とするような状況に直面することがあるでしょう。でも時として、眼前高くそびえ立っていた壁を、魔法のようにふわっと軽やかに飛び越えていけることがあります。つい“魔法”という言葉を使ってしまいましたが、これは魔法でも奇跡でも偶然でもなく、ある思考回路をインストールすることで誰もが成し得る、再現性の高いメソッドなのです。
目の前の難題を突破していく不思議な力の正体――それが“非連続な思考”から生まれる「クリエイティブジャンプ」です。
――「はじめに」より
「持たざる者」の最高の武器となるクリエイティブジャンプ――“小さなユートピアをつくり出す”驚きの仕事術がここに。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
理性と感性、右脳と左脳で語るクリエイティブ思考はすごく面白かったしわかりやすかった。
最後まで読んでのあとがきに、一方的にも含めて知っている人の名前がたくさん出てきて、いろいろ繋がってるなーと思った次第
Posted by ブクログ
退屈な日常がほんの少しきらめくような、世界を3ミリ面白くする事業をつくるべくホテルプロデューサーとして【ホテル×クリエイティブ×テック】の3つの領域を横断し多くのホテルを手掛けている著者の仕事術。仕事術というより思考法ですかね。
仕事をしていくうえで立ち塞がる壁。そんな課題を軽やかに飛び越えることができる思考法を「クリエイティブジャンプ」とし、その方法を伝授してくれる本です。
クリエイティブジャンプは5つの要素で構成されています
①本質をディグる(深掘りする)
既存の概念にとらわれず、自分たちの持つアセット(資産・資源)の本質を掘り下げ、新たな価値へと再定義する。
②空気感を言語化する
時代や社会、土地の「空気感」を敏感に察知し、言葉で表現する。
③インサイトを深掘りする
顧客の無意識の欲求や行動の背景にある「なぜ?」を徹底的に観察・分析する。
④異質なものとマッシュアップする
一見関係のない要素を掛け合わせることで、常識を超えたアイデアを生み出す。
⑤誘い文句をデザインする
UGC(ユーザー生成コンテンツ)が自然に生まれる仕掛けを設計し、顧客が自発的に伝えたくなる「キラーフレーズ」を用意する
特に⑤「誘い文句をデザインする」は、自分が発信するのではなく、お客さんや周囲の人々が「このホテル、こんな素敵な体験ができて…」と自然に語りたくなる仕組みづくりがポイントです。高品質であることは前提として、「どう良いのか」ではなく「どう他と違うのか」を、顧客自身が生き生きと語れるような体験を設計することが重要だと著者は説きます。
toC向けサービスでは、割引やクーポン、インフルエンサーによるSNS拡散が定番化していますが、消費者はすでにそれらに飽き飽きし、「胡散臭い」と感じる傾向も強まっています。そのため、身近な人からの口コミや、自分が所属する「界隈」からのリアルな評価が非常に有効であることも納得できます。
本書は著者が手がけたホテルの紹介がされていて、その企画内容も読み物としてとても楽しめると思います。紹介されたホテルをWEB検索で追ってみると、すでに終了したサービスもあり、事業の厳しさも垣間見れますが、なかなか面白い本でした。
Posted by ブクログ
筆者の感覚的に思っていることを言語化する能力や物事を掘り下げて要素に分解する力に長けていることに驚き。経営者、消費者、メディア、神という4つの目で時代やアクションを俯瞰することで死角を消す方法はとても参考になった。
Posted by ブクログ
20代で複数のホテルを経営する著者による
クリエイティブの解説。
「豊かな自然」
「美味しい食事」
「温かい人々」
を「地元のここが魅力三大悪い例」と喝破。
もっと掘り下げ、地域の魅力を解像度高く
伝えることが大切であると。
クリエイティブにかかわる、いろいろな方の
本を読んだり、講演を聴いたりしたが
みんな共通することをおっしゃている。
(もちろんいい意味です)
そこに到達するために精進します。
Posted by ブクログ
全ての仕事は何らかの課題解決のために存在していると思うので、最近読んだビジネス書でいちばんグッときた。
著者のビジネスでの事例も分かりやすいので、考えるプロセスを見直せて良かった。
クリエイティブジャンプの5つの要素
①本質をディグる
②空気感を言語化する
③インサイトを深掘りする
④異質なものとマッシュアップする
⑤誘い文句をデザインする