あらすじ
気鋭が贈る、海と坂と路地の街"緒道を舞台に綴られる"青春迷走リリカルファンタジードラマ!
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Posted by ブクログ
ゆったりとしながらも進んでいく、ループ題材のコミックス。
同作者の他作品は自分には合わなかったのですが、引きこまれてしまいました。
各登場キャラクターの心象等がかなり前面に出ているので、話自体は小さく、しかし盛り上がりには欠けない内容になっていますね。
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主人公タビの訪れた町は同じ1日を繰り返しており、その謎を駅員・ユキムラと少年・ユキタとともに解き明かしていく話。
基本的にこの3人はループ現象に気付いており、他の住民は気付いていない。
少しずつ登場人物が増えていく中、誰を信用すればいいのかわからなくなってくるのが見所。
広島の尾道を舞台としたのどかな雰囲気の中、ところどころに背筋が寒くなる描写があり、ハラハラしながら読むことができました。
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タビという少女の心の成長を描いた作品。
尾道が舞台のモデルになってるのですが、見た事ある景色だらけで嬉しくなります。
なんだか疲れたな、癒されたいなと言う人にオススメです。
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友人に貸してもらった。
最初読みはじめたとき、?てなったんだけど、いやいや面白い。
ぐいぐい引き込まれる。
今はまだこの巻しか読んでいないけど、続きが楽しみ。
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前置き
タイムパラドックス的な何かです。ガンガン系はひょっとして時間モノが好きなのか?
ジャンルを現代モノにするかファンタジーにするか迷ったけど、ガンガンだからファンタジーで良いかーという勝手なイメージの元にカテゴライズ。
あらすじ
主人公・タビは、片思いだった”航ちゃん”に再会するために、かつて住んでいた田舎町を再び訪れる。5年ぶりに足を踏み入れた町は、延々と同じ一日を繰り返していて―。
後ろを振り向きがちでなかなか先に進めない町と、その住人達と、そしてタビが、もがきながら見た未来とは?
レビュー
まずですね、一見ライトに見える装いとは裏腹に、読み応えはガッツリあります。よく練られた設定、意外にドロドロしててリアルな人物造形が説得力抜群です。
基本的な構成は、数話単位でタビの人間的成長を描きながら、少しずつ大きなストーリーが進む感じ。
作品のテーマは「成長」だそう。何気ない、ちょっとした冒険を通じて、後ろ向きなタビが一歩一歩成長する。かつ、他の人物もネガティブ思考・保守的なのが勢揃いしているので、実はこいつらの成長物語でもあります。
大きなストーリーは、新しい設定がどんどん明かされることによって進んでいきます。登場人物一人一人の願いが町の振る舞いに反映される設定なので、人物と町の謎が並行して明かされる。時間モノである事も手伝って、これがややこしい。頭使って読まないといけません。良く言うとゲーム的な面白さがある、悪く言うと疲れる。
このややこしさを楽しめる人にとっては麻薬的な作品だと思う。
まあアリアだと思って読むと良いよ。
Posted by ブクログ
15歳の少女“タビ”が幼なじみの航ちゃんに会うために向かった緒道の町を舞台にした不思議な物語。
ある一人の“セキモリ”の願いにより、緒道の人達は今日起こった出来事全て1日経つと忘れてしまいます・・・。
だから明日になるとまた同じ事を繰り返す。繰り返される毎日。そんな世界に入り込んだ少女タビ。
同じくこのループから抜け出そうと必死に頑張る高校生ユキタと、それを見守る町の警官ニシムラさん。
この3人を中心に、とても不思議なストーリーが展開されるお話。なかなか面白かったです。
まだ1巻しか読んでいませんが早く続きを読みたいところです。キャラのタッチが頻繁にユニークで愛くるしく変化するため見ていても楽しめます♪坂道、路地…広島尾道をモチーフにしている所も素敵です♪
Posted by ブクログ
前連載「伊賀ずきん」が好きだったので新作と聞いて作家買い、ハズレなしでした。人との関係の作り方をすごく優しく描く人です。読むまで1巻完結型だと思っていたのは秘密。
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感動しちゃいました。思わず。
最初は何の話だかわかりませんでしたが、1冊読み終わるまでには理解、そして謎が深まり、わくわくしてきましたよ。
設定もいいですが、ひとりひとりのキャラクターもいいですね☆
すごく面白い!
続きがきになります。謎は解決するんでしょうか!?
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前回の伊賀ずきんから一変した、おどおどネガティブな主人公と、一日が繰り返される夏の街という世界観が新鮮。これからの彼女の成長と、物語の謎が楽しみです。
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かなり、良い雰囲気のマンガ。
電子書籍で読んだ。
コミカルな感じだが、心象の描写が多く、
友達についてや孤独について考えさせられる。
以後も読み続けようと思う。
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ヒロインが小動物系でかわいいです。
閉ざされた世界、繰り返される一日、許されたものだけに通れる道。
ほのぼのしてるけど、どこか寂しい空気があります。
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本屋さんで表紙に一目惚れして、読んだことのないマンガ家さんだったけど思い切って買ってしまった。舞台は緒道。(多分というか、きっと尾道だと思う)その町は何故か同じ夏の一日を繰り返していて、町の住人は町の外に出られず、また外からも入ってくることができない。しかし、町の住人の中でそのことに気付いているのは、サキタとニシムラさんだけ。同じ毎日を繰り返すだけだった町に、ある日大切な人に会いたい、という願いを持つタビという少女が電車でたどり着き・・・。タビの願いは叶うのか、誰が何故町を閉ざしてしまったのか、物語は始まったばかりです。
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ファンタジックだが、いわゆるループ系の怖さを持つ。キャラクター設定はわりとリアルで主人公に共感チックな考えを持つかも。ただ、漫画の主人公としては薄すぎなので、もう1人の主人公の方が展開がよさげ。
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ニシムラさんの過去話をネットの画像でみて興味持って読み始めた。
街から出られない謎ときだけじゃなくて、各キャラクターがなにを思ってるかとかの心理描写がきちんとしてて、感情移入しやすかった。特にタビ。
前半はコメディ描写とストーリーの進行、考えさせられるセリフとかの要素がバランス良くて、とても面白かった。
これは仕方ないことだと思うけど、、後半はシリアスなシーンが多くなってバランス崩れたからちょっと微妙だった。あとちょっと詰め込みすぎてたのか、展開早くて読みにくい感じがした。特にツキコさんとかニシムラさんとかが迷いから抜け出すのがあっさりしすぎてて違和感。30年の人生でしみついた人生観はそう簡単に覆せるものじゃないと思う。
それでも、ラストは上手くまとまってたと思う。「あれ、これどうなったんだ?」ってのはなかった。
読むきっかけになったニシムラさんもそうだけど、全体的に「無力感」を持ってるキャラクターが多くて、そういう人たちが前向きになってく過程をみてなんか頑張れるような気がした。たまに読み返したくなるだろうな。
Posted by ブクログ
何とも不思議な世界観。現在六巻で完結しましたが、最後までこの世界観を保ち続けてくれました。全編を通した謎が心地よい。タビは一体何者なのか。どんなラストを迎えるのか。大事な宝物のような漫画になりました。カバー絵も素敵。