あらすじ
●「仕事ができる人」とは、解像度が高い人
「話がふわっとしている」
「既視感がある」
「ピンとこない」
こんな風に言われた、
思われてしまった経験はないだろうか。
視力の悪い人が眼鏡なしで見る「ぼやけた世界」
のように思考が「曖昧な」状態――。
「解像度が低い」状態だ。
逆に「解像度が高い人」は、
物事が「細かく見えている」。
「鋭い洞察」を持ち合わせている。
難しい話も「わかりやすく伝えられる」。
まるで、「度数がピッタリと合った眼鏡」を
かけたときのように思考が「クリア」で、
話を聞いているこちらの頭の中に
「鮮明なイメージ」が浮かび上がってくる。
「仕事ができる人」とは、
まさしく「解像度が高い人」に他ならない。
ではどうしたら「解像度が高い人」になれるか?
それが「具体・抽象」トレーニングである。
本書では「仕事ができる人」の共通点である
「解像度」を上げるための
思考力トレーニング51問を紹介する。
★問題例
思考の「画素数」を増やす――具体化思考トレーニング
・問題6:「YouTubeの視聴者」と「TVの視聴者」の違いを5つ挙げよ。
・問題13:「さえない喫茶店」がさえない原因を5段階に分解せよ。 ほか
思考の「画像幅」を広げる――抽象化思考トレーニング
・問題22:「SE」と「建築設計士」の共通点は?
・問題29:「映画館」「Salesforce」「Amazon Prime」「電車広告」を2つに分類せよ。 ほか
思考の「調整力」を鍛える――具体・抽象トレーニング
・問題38:「コミュニケーション」と「iPhone」の間の抽象度の言葉を3つ挙げよ。
・問題43:「ChatGPT」を別の言葉でたとえなさい。 ほか
※カバー画像が異なる場合があります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
解像度のスキルは重要だと思っていたが、抽象化の両方を使うロジックはなかったので、学びある書だった。
今思えば、就活の自己アピールで調味料と表現した事をおもいださしたが、ロジックとして学べた。
ビジネス、営業職では一番大切なスキルかもしれない。
Posted by ブクログ
解像度が高い人 詳しく見えてる、深く洞察できる、わかりやすく説明できる
抽象と具体を行き来するトレーニング
具体化は視野を狭める面あるが広げることも必要 解像度を上げるだけでなくその対象を広げる
具体化とは似たものの中に違いを見つける→分ける、問う
抽象化は共通項見つけ本質や構造を理解し易くする
Posted by ブクログ
仕事ができる人は解像度が高い
解像度とは具体⇄抽象を理解し、人に合わせて使える人
日々の生活で自問自答を繰り返して思考力を身につける
似たもの同士の違いを見つける(具体)
比べて共通点を問う(抽象)
比べて間を問う(具体⇄抽象)
比喩の練習をするとよい
Posted by ブクログ
広告制作職という仕事柄、解像度については理解しているつもりだったが、ノウハウとして言語化された本作を読むと発見も多く、自分の力不足を実感した。具体→抽象化、抽象→具体化(比べて、共通点を問う)、要点抽出など、いわゆる、仕事ができると言われる人が持つ本質を掴む力を体系的に学べるような内容になっている。各章で実際にトレーニングができ、講義を受けている感覚になれるのも魅力だ。仕事以外の日常生活においても、本書で得た知識を下に思考の訓練をしておこうと思う。
Posted by ブクログ
物事の解像度を上げるには具体化↔️抽象化を繰り返し相手に合わせてわかりやすい方で答える。その他にも物事を分解したり、別のものに例えるなども解像度を上げる作業になる
Posted by ブクログ
絵画の例がわかり易かった
敢えてボカス表現を用いている時はあるものの
確かに切り分け、分解・分解でクリアに分かり易い表現をしてもらえるとスッキリするし納得度も上がる感覚はあった
評価される人も人気が出る人も解解度の高さがウリであることが多いことには気付いていた
Posted by ブクログ
冒頭は納得でき、『解像度』というワードを使っていることにも納得できた。
『解像度』とは具体的と抽象的の間を、話を聞く相手のレベルに合わせて行ったり来たりする事。
仕事が出来る人は下記3つが上手い
1.物事を細かくみる
2.ユニークで抽象的な洞察ができる
3.それをわかりやすく伝える
読み進めていくうちに、練習問題などもあり、やってみると確かに自分の思考力だけではうまくいかない。
模範解答を見れば、なるほどね。となる。
この『なるほどね。』を常時発動できるようになりたいと思った。
が、この本の中では明確な回答を見つけることができなかった。
1.例題が多い。著者の感覚を押し付けられてるように感じた。
2.ぼやっとしている。多くのことを伝えようとしすぎて情報が点在しているよう感じた。
仕事が出来る人の会話、思考回路のフレームの仕組みがわかった。程度の内容。
わかる人が読めばわかるのかもしれない。
その点、まだまだ読解力不足だなぁと感じた。
Posted by ブクログ
具体と抽象の概念を例題をベースに解説。
考え方はわかるが、ビジネスにおいて即効性があるかというと疑問。
会社の経営戦略などもう少し上部レイヤーにおいて共通する隠れた成功のエッセンスはそこまで多くなく、会社規模の課題解決に活かすのは難しいかもしれない。
考え方において抽象と具体の往復は思考プロセスを整理する意味でも有効だと思った。
コミュニケーションのギャップは自分と相手の間の抽象度、具体度の不整合に起因する
仕事は社会の課題や問題を解決するためにある、その課題(具体化)と解決策(抽象化)を見つけ出し、解決法(具体中小思考力)を言葉で伝えられることがいわゆる「仕事ができる」ということ
キャッチコピーの作り方⇛人という生き物は感情を持ち、話しているその時時で「こうしたい」という、無意識の欲望を持っている。それを無理に曲げないことがこちらの話を聞いてもらうためには大事
具体化とは似た者同士に違いをつけ、物事を細かくみること、階層化、細分化すること
抽象化とは共通点を見つけること、成功例の共通点を見つけることは鋭い洞察から導き出される
すべての成功例に共通している見えづらい部分を見つけようとする洞察によって隠れた成功例の共通点が見えてくる
Posted by ブクログ
金利の話だけ、あまり腑に落ちなくて印象に残った。
わたしのレベルに具体化されていなかっただけで筆者が悪いわけではない。
が、この体験からたしかに伝えたい人にその人に合わせた具体度、抽象度で話さなければいい話も入ってこないということを体感した。
ワークを通して(特に具体化)いかに自身が場当たりで思考をしていなかったか目の当たりにされた。抽象化は納得感があったけれど、そもそも物事を掘り下げていくときのキーワードを見つけられなかったりズレていたり掘り下げるつもりが横に展開していたり、、
特に原因分析が苦手なので
問題が起きたときクリアにする前提として何が考えられるか?できる要因は何か?を、仮説を立てて掘り下げていく。シンプルに構造を捉える意識をしてみる。