【感想・ネタバレ】シンプルで脳科学的に正しい読書法のレビュー

あらすじ

AIが台頭し、インターネットが広く普及する世の中において、本を読む意義とは何でしょうか。それは「教養」を深めることにあると思います。「教養」とは単に情報や知識の量を増やすことではありません。それではAIと変わらなくなってしまいます。人間にとっての「教養」とは、それを身につけることによって、脳がアップデートされ、人生をより良いものに変えていってくれるもの。言い換えるならば「あなたを今よりも素敵な場所に連れていってくれるもの」です。そして「教養」は、読書によって磨かれます。読書は一生を通じてあなたの世界を広げてくれ、あなたを助け、導いてくれるのです。たとえば、500冊読んだら、500冊分の高さだけ自分の足元に土台ができあがり、その高さの分、遠くまで世界を見ることができます。50冊なら50冊分、100冊なら100冊分の高さだけ、視界は開けていくのです。読書とは「過去に読んだ本の数だけ、生きる上での英知を手にすることができ、本を読むか読まないかで人生に圧倒的な差がつく」といえるのではないでしょうか。本書では、本を読むことで脳が成長することを明らかにします。 ●本を読むことで脳は進化する ●読書を習慣化すると、脳に「高速道路」ができる ●自宅に本がたくさんある家の子どもは学力が高い ●低下し続ける「集中力」は読書で養える ●一日三十分の読書でストレスを軽減できる ●読書は認知症予防に効果がある

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Posted by ブクログ

多読をしているともっと知りたいと更に次に読む本を見つけ出している。この「静的教養」これは幸せだな、と思う。しかし、この本を読んで「動的教養」は全くしていないなと反省した。さて行動を起こすか。

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

「読書をしても内容を忘れてしまうので意味がない」→「読書を体験として捉える」
とても心に刺さりました

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2024年11月21日

Posted by ブクログ

読書が脳にどのような影響を与えるか、ざっくりと書かれている。一般書として読みやすく、読書欲をかきたてられる。

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2024年07月15日

Posted by ブクログ

こちらの本と、「AIに負けない子どもを育てる」を併読しました。
読書しながら読書について考えると言う不思議な感覚がありつつ、著者の茂木先生が薦める本がとても魅力的です。
どちらかと言うと今の日本では“少数派”のような立ち位置にあり、自信を無くしてしまいそうな人達に勇気を与えてくれる言葉もあります。
権力や権威、今までの常識に縛られない自由で独創的な発想を重視出来る人間でありたいです。

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2024年06月30日

Posted by ブクログ

他の本にも書いてあることですが複数の本を同時進行と読むのはいいらしいです。著者が赤毛のアンが大好きだということがよく伝わった本でした。最後の静的教養と動的教養は解釈が難しいですね。

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2024年05月28日

Posted by ブクログ

著者の別書で似たような事が書いてあったのでデジャヴ感があるが、この手の本は何度読んでも読書家にとってはモチベーションアップにも学び直しにも繋が繋がる内容なので、許容範囲である。読書の魅力、再発見本である。

― 学び続けると脳にさまざまな変化が起こりますが、そのひとつに脳は学び続けることでビッグデータを蓄積することがわかっています。私たちの脳の中にある制無状という領域には、「色の認識」「顔や身体の特徴の認識」「単語や数字の認知」「カテゴリー内の分類や認知」という機能があることがわかっています。私たちは学び続けることで「紡錘状回」へ情報を蓄え、脳にビッグデータを蓄積させることができるのです。たとえば、本を読んで単語や数字のデータが蓄えられると、それらの蓄積がビッグデータになります。情報が蓄積されてメタ認知(客観視)できるようになることで、「次のトレンドはこれだな」と予想できたり、「このプロジェクトに必要なデータはこれだな」と判断できたりするのです。

― また、読書をすると脳のさまざまな場所が活性化することがわかっています。文字を目で追うため「視覚野」が働き、書かれた文字を理解する「角回」が活性化します。ほかにも、言語を理解する場所である「ウェルニッケ野」や「ブローカ野」、記憶や感情の抑制、行動の抑制、状況の判断、未来予測など、高度な精神活動を言っている「前頭前野」も、より働きます。このように、読書をすると脳のさまざまな場所が活性化することがわかりましたが、脳が活性化するとはどういうことなのでしょうか。非常にわかりやすく説明すると、毎日、運動をすれば筋肉がついて、体力がつき、運動能力が向上します。脳もそれと同じでたくさん使えば使うほど脳が変化してよく働くようになります。逆に脳をあまり使わない生活をしていると、忘れっぽくなったり、物事を深く考えられなくなったり、働きも鈍くなってしまいます。

この引用文だけでも本書の意義と、読書の魅力が伝わると思う。但し、読書しまくりの私は、最近言葉が出てきにくくて、上記の反証になりそうで怖い。仕事が忙しく、更にやりたいことも多く、読書やレビューを書く時間が中々取れない。追われるようには生きていたくはないのだが、肝心な時にこのビッグデータも役には立たない。が、この本のおかげで、効果を期待してみようと思った。

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2025年04月03日

Posted by ブクログ

色々な分野の本を読むと良い。
うーん、偏ってるなぁ…。

自分のレベルより少し上の本を選ぶと良い。
難しいのはなぁ…。

ダメじゃん、私。

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2024年07月18日

Posted by ブクログ


本来の勉強とは読むことが基本なのです。

科学の特徴といわれる客観的に物事を見る能力、自分を離れて徹底的に検証する能力などは、一見すると非人間的で冷たいような印象を受けますが、実は自分以外の人の気持ちになる能力なのです。科学に限らず、知性というのはどれだけ多くの立場で考えられるかだと私は考えます。それは読むことによって養われる能力なのです。

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2024年06月07日

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